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▼お礼 ページ25

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偶然とは言え先日カメラ選びに付き合ってもらったので
お礼をしたいと彼に伝えたところ、後日ウチで料理をつくって欲しいと言われた。
むしろそんなことでいいならと思ってその日はとりあえず連絡先だけ交換したのだけども


今日は約束の日。

トマトピューレ、微塵切りにした玉ねぎ、特製ダレで漬けた鶏肉達と自作のカレースパイス、
さらに小麦粉を保冷バッグに入れて家を出た


もうこれで何を作るかはお分かりいただけただろう。




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masai「態々ありがとな」

『いえいえ此方こそ。先日はありがとうね。お邪魔します』

masai「どーぞ」



家に入ってさっそくキッチンを借りる
材料を取り出すと、彼は声を上げた



masai「もしかしてカレー?」


『カレーだけど、今日はパキスタンカレーを作ります!!』



と、その前に
私は小麦粉を取り出した

ボウルに小麦粉、そして水と塩を加えて練る
まとまったらラップをして涼しい場所で寝かせておく。ここが大事



masai「えっチャパティ!?」

『大正解』

masai「まじか〜めっちゃ嬉しい」

『あ、そうそう。今日ほかに誰か来るの?来るなら材料全部使いきっちゃおうかなって思って』

masai「あー・・・予定はないけど急に来るからな彼奴等。余ったら冷蔵庫入れて皆で食うわ」

『了解』



フライパンで漬け込んだ肉達を焼きながら
その横で鍋に油をしいて玉ねぎを炒める

肉が粗方焼けたら鍋に移して、そこにトマトピューレと自家製カレースパイスと投入

塩とコショウで味を整えたら蓋をし弱火で放置。


その間に寝かせておいたチャパティの生地を小分けにして薄くのばし、
そしてカラ焼きしたフライパンに乗せて焼き始める

両面に焦げ目が付いたらフライパンから外して、直火で焼く



masai「おーすげぇ!」

『このプクーッて膨らむのが面白いよね!』



チャパティが大量に出来てしまったけどまあ冷凍して1週間以内に食べきってもらおう

そうこうしてる内にカレーも出来上がった



皿にカレーを盛り付け、彩りで何故か冷蔵庫にいたパセリを飾る



『はい、完成!』



カウンターに置くと、彼は傍らから一眼レフを取り出した



masai「美味そ〜!!!」



そう言いながらも幾度となくシャッターを切る
写真撮るの好きってそういえば魁から聞いたことあったっけか

カメラを置いて、いざ実食!といったところで玄関の方が何やら騒がしい


覗いてみれば
そこには見知った顔達が・・・

・→←▼カメラ



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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