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『どうしたの』

motoki「今日撮影が昼前からになってさ」



成程、通りで格好は普段以上にラフだし鞄も1つってわけか。
てか店長はめたな・・・。まあいいけどさ



motoki「朝からお好み焼きって中々にヘビーじゃん。どうしたの」

『ふっふっふ〜唯のお好み焼きじゃないんだよな〜』

motoki「何だよその笑い方w まあ食べてみっか〜」



“いただきます”

久しぶりに揃う声
顔を見合わせて笑ってしまったが、どうやらそれは目の前の奴も同じのようで



motoki「ん!エビとカニ入ってるしうま!!!えっこれ粉入ってないの?」

『そうそう。粉なしだからお好み焼き“風”だよ〜。案外あっさりでしょ?』

motoki「めっちゃうめぇ・・・久しぶりのA飯だから余計に旨く感じるわ・・・」

『年末年始忙しくて会えなかったもんね』

motoki「こんなに会わなかったの久しぶりだよな〜」



ケラケラ笑いながらも尚口に放り込む
そして彼のお皿は空になっていた


『食べるの早くない!?』

motoki「いやーマジでうまかった」

『・・・まだ食べる?』

motoki「え、あるなら食いたい」

『私の食べかけでよければだけど』

motoki「それは悪いからいい」


『・・・お腹いっぱいだから食べて』



そう言って差し出せばうーんと唸りながらも皿を受け取り食べ始める


久しぶりに君に逢えたから
なんだか心がぽかぽかして、胸いっぱいで、なんだかお腹もいっぱいになっちゃったんだ

そうやって美味しそうに食べる姿を見てるだけで私も幸せになれる



motoki「はー美味かった!御馳走様でした!」

『はい、御粗末様でした』



お皿を片そうとすると、不意に手を掴まれる



motoki「あ、あのさ」

『何?』

motoki「まだ時間あるなら、もう少し喋らない?」



嗚呼、もしかして彼も寂しがってくれていたのかな
お皿から手を離して彼に向き直す

ちょっと口角緩んでるじゃん

それが可笑しくて笑ってしまう



motoki「何だよ〜」

『いや、口角緩んでるなーって』

motoki「え、まじ?」

『まじまじw』



自分の頬をこねくり回す彼
あー、愛しいと思ってしまう



motoki「あ!そうだ!あけましておめでとう!」

『うわ今更過ぎない!?w』

motoki「口で言ってなかったじゃん」

『確かにそうだねw あけましておめでとう、今年もよろしく』

motoki「此方こそ!」


.


.

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年6月28日 20時

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