五話 ページ5
はいどうも、身が縮こまっている幼女です。
え? どうして身が縮こまってるかって? では逆に聞くが、目の前に腐敗臭のする気持ち悪い呪霊が居たらどうする?
答えはビビるに一択でしょう。だってまだ戦えないから☆
......。
「イヤァァァァァァ」
エンダァは要らない悲鳴が辺りに響き渡る。
あのあと___推しより年寄りっていうダジャレみたいな事実に悲観していたら、その場に急に出てきたんだ。
呪霊が見えるには『死の間際』か、『呪力を操れる者』のみ限定される。
だけど見えるようになったのは、死の間際ではなくオーラを出せるようになってからだった。
半ば答えに辿り着いてなくもない。
つまりオーラが呪力の代わりになっているのだろう。
ちなみに呪力とか、なんか凄そうな力の雰囲気は今のところ私には無い。
それにしても頂上に両面宿儺が要るからか、戦って死んだ呪術師達のせいか。
理由は絞れないものの、取り敢えず呪霊が引き寄せられているんだと考えられる。
待って、私めっちゃ不幸じゃん!!
木々を利用して身を隠しながら逃げていくと、追い掛けてくる呪いの容貌が見えてくる。
呪霊はスライムみたいな形をしていた。と言っても水色の透明ではなく不透明の黒一色。
呪霊が目を反らすタイミングを狙い、運良く近くにあった木に背中を当てつつ、ズルズルとしゃがみこんだ。
チラリと呪霊に目を向ければ、呪霊は辺りを見回していた。
どうすれば逃げられる?
どうすれば助かる?
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください楽しみにしてます (2022年8月30日 1時) (レス) @page18 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - この展開からどうなるんだぁー。楽しみすぎて夜しか眠れない。 (2022年8月28日 21時) (レス) @page16 id: 6bb8b6637d (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 面白くて好きです!更新は体に気をつけてです! (2022年8月27日 19時) (レス) @page12 id: 6bb8b6637d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:_ | 作成日時:2022年8月24日 22時