【名探偵コナン】とりあえず、実行してみるか。 (ページ10)

今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:20,808 hit

憧れ。ページ10

ｰｰ

時刻は13時20分、只今昼休み中ですね。

えー、換気のためか少し開かれた窓から透き通る風は、窓際の席に座るあたしに容赦なく直撃していると思われます。

現場からは以上です。

「なぁ、転校生」

『そろそろ名字くらい覚えてくれてもいいんじゃないの？ゆうすけくん。』

転校初日から何かと世話を焼いてくれているけど、実際に彼から名前を呼ばれた試しがない。

あれ、

大体初日で名前呼んでくれてるのになぁ？？？？

転校してきてもう半年ぐらいたつのになぁ？？？

席替えしないからずっと隣なのになぁ？？？？？

え、嫌われてる？？？？？？？？

「ゆーすけってAちゃんのこと好きなんでしょ」

『えっ』

「はぁ？」

椅子をガタガタとこちらへ動かし少し不機嫌そうにゆーすけくんに詰め寄る弥生ちゃん。

「だって恥ずかしくて名前呼べないんでしょ？

ずっと転校生じゃAちゃん、可哀想だよ」

「恥ずかしくなんてねーよ」

「じゃあ名前呼びなよ」

「……」

結構爆弾投下しやすいのかなこの学年は？？？？？

「何だ？修羅場か？？」

いきなり話し(？)に割り込んできたのは、

えーっと、

えーーーっと、

『田島くん「篠原だけど」ごめんなさい。』

全然あってなくて笑うしかない。