番外編___ ページ6
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ネグローニ編続きからです!
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「んで、最後はここ!セキュリティが馬鹿みたいにかかってて普通に入ろうもんならすぐさま通報!!
施設中の警報が煩くてしょうがないの〜
ここに入る時はこのカードキーが必須アイテムって訳!」
「…ここって、」
入ろうとしただけで通報って…
万が一の間違いでも起こしたら瞬殺だろうな…
背筋が凍った様に冷たくなる。
「ん〜簡単に言えば…研究室だね、それもラインぶっちぎりの薬ばっか作ってる。
さっきも何個か研究室はあったと思うけどあれは何十人もの研究員達をグループ訳にして作る分野も分けているからバラバラに部屋があるって訳。」
そんなに人手があるのかここは……。
「一通り説明はおしまいだけど、広いから迷子にならないようにねぇ。
じゃ、仮眠部屋に行くか!」
呑気に奥へと進む彼女についていくだけで精一杯なぼく。
こんなに部屋があるのにさっきから誰一人ともすれ違わないし、人の気配が無い。
……一体何なんだろう、ここは……
「まだ昼間だからねぇ…
ここは夜行性の奴ばっかだからさ、今は普通の仕事をしてるか爆睡してるか。」
『…普通の仕事って…』
「んーと、表向きってやつ?リーマンとか医者とか…女優とか警察かじってる奴なんかもいるね。」
上手く理解ができない…
ここがやばい所って事はわかってきたけど
警察って………
「まぁ、所謂潜りだね。
こっちのデータがばら撒かれてないかの確認って訳。
まぁでも深い所まではさすがに行けないし何人かはもう豚箱にぶち込まれてるらしいけどねぇ。」
ス、スパイってこと…!?
「…当然、その逆も然り。
ネズミがいるかもしれないしね。」
『…警察側の…スパイ…?』
「おっ!ピンポ〜ン!!冴えてるねぇ!
“疑わしきは罰せよ”これ、ここのルールみたいなもんだから覚えていて損は無いよ。」
何だか、
想像以上にやばい所に来てしまったらしい。
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作者名:うぃっぷ | 作成日時:2020年10月11日 23時