8.家に帰ろう ページ8
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ジフン「寝たの?」
「うん、寝た。永遠に眠っていて欲しい」
ジフン「ハハッ!こいつどうしようか?A家知ってる?」
「うん、上の階に住んでるから。無理やり起こして連れて帰るよ」
ジフン「え?お前ら同じマンションに住んでんの?」
「まあ」
あからさまに驚いた顔をするジフンに気まずくなる。
ただ同じマンションに住んでいて、同棲しているわけでもないのにこんなに驚くか。
もしジュンギュが私の家に頻繁に出入りすることを知ったらどうなってしまうのだろう。
ジフン「へえ〜…じゃあ大丈夫?泥酔したジュンギュになんかされたりとか…」
「え…ないよ?絶対ない」
ジフン「厚い信頼だな」
「信頼とかじゃなくて…ジュンギュは私を女のカテゴリーに含めてないんだよ」
イマイチ納得いかないような顔をしているジフンを放っておいて、私は寝ているジュンギュの肩を揺すって起こした。
「起きた?水飲んで」
ジュンギュ「本当お前は見る目ないね」
「は?」
起きた瞬間、喧嘩を売る奴がどこにいるんだ。
ジュンギュ「みんな知ってる?Aがどれだけ男を見る目がないのか」
なんだか嫌な予感がしてジュンギュの口を塞ごうとしたが、それを拒むためにジュンギュが立ち上がったことにより、人の視線がさらに集まってしまった。
みんなこっちを見ないでくれ。
ジフン「ジュンギュ〜!Aは男を見る目がないって?」
面白そうな話題には目がないジフンが会話に参加してきたことにより、私は四面楚歌になってしまった。
そして依然として酔いが回った顔で私を睨みつけるジュンギュは口を開いた。
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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
み - 更新してくださりありがとうございます! (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ!ありがとうございます!!嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です! (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜!!ありがとうございます!!嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:扇子 | 作成日時:2022年5月19日 18時