46.致命的な一面 ページ46
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草食動物であるウサギのように可愛らしい彼だが、
意外にも肉食派だったのか、
近くの焼肉屋に連れてきてくれた。
そして、ここでドヨンの新しい一面を知ることになった。
ドヨン「ははっ…あれ？いつもはもっと良い感じに焼けるんですよ…今日に限って…鉄板が違うのかな…」
肉を焼くのが致命的に下手だってことだ。
焼こうとした私を制して "自分が焼きます！"
と張り切ってトングを持ったドヨンだが、
今は焦げた肉を見て悔しそうな顔をしている。
ドヨン「僕、情けないですよね？」
「全然情けなくないよ！焼こうとしてくれたことが嬉しい」
焼肉屋に行ったら手ひとつ動かさないキムジュンギュに対して、焼こうと努力してくれたドヨンは天使だ。
ドヨン「この際なので、お互いに知りたいことを質問し合うのはどうですか？」
「知りたいこと？」
ドヨン「はい！」
うーん…ドヨンについて知りたいことは何もないけど…
「うん、いいね」
ドヨン「はい！じゃあ、先輩からどうぞ！」
「そうだな〜…高校時代の部活は？」
ドヨン「ダンス部です！部長も務めてました！」
「へえ〜…じゃあ、この前会った子はダンス部の後輩か〜」
ドヨン「はい！」
ダンス部の部長ってことは相当イケイケだったのかな？
ドヨン「じゃあ、次は僕の番ですね！」
「一度きりのチャンスだから慎重に質問するんだよ〜」
ドヨン「え？一度きりですか？」
「うん」
ドヨン「もっと質問考えてたんですけど…」
「そんなに？私はもう質問ないよ」
ドヨン「先輩…そんなに僕に興味ないですか？」
私の言葉ひとつで残念そうな表情をする彼はとても可愛かった。
「あ…いや、質問しなくてもこれからゆっくり知っていけばいいかなって」
ドヨン「あ〜！確かにその通りですね！」
質問は一度だけという話をした後、彼はしばらく悩んでいた。
だが、ずっと悩んでいるわけにもいかないので、
お肉を食べながら学科についての話をして、
他にも色々なことを話したが、
リアクションの良い彼と話すのはとても楽しかった。
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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ！こちらこそ読んでいただきありがとうございます！これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (
レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
み - 更新してくださりありがとうございます！ (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ！ありがとうございます！！嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です！ (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜！！ありがとうございます！！嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね！！ (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：扇子 | 作成日時：2022年5月19日 18時
