45.握手 ページ45
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ドヨン「わ〜、思ったよりも難しいですね?」
「そうでしょ?最初は難しいよね〜」
ドヨン「聞いてはいましたけど、先輩本当に凄いです!
尋ねたところ全部丁寧に説明してくださって…
こんなに多くの単語を覚えてるんですか?」
「うん〜。単語知らないと難しいよね〜
…あ、これ単語まとめておいたから、
次の授業までに予習しておくと役立つと思う!」
緊張感に包まれていた授業時間は、いつの間にか終盤に差し掛かり、私は事前に用意していた単語ノートをドヨンの前に差し出した。
それは、今回の課外授業の準備をしながら、彼の役に立つだろうと予測して用意したものだった。
ドヨン「わ…これ、先輩が作ってくれたんですか?」
「そうだよ。一応、課外授業の先生だからね〜」
ドヨン「ありがとうございます!!」
花が咲くような笑顔で喜ぶ彼を見ていると、胸がいっぱいになった。
何をしてあげても、"当然でしょ"という態度のジュンギュに慣れていた私からしたら、ドヨンは天使だ。
でも…
「この手は…」
ドヨン「はい?あ、すみません!とても有難くて...ありがとうございます」
感謝を述べながら、握っていた手を離したドヨンは苦笑いを浮かべた。
男性への免疫がないとはいえ、握手くらいで、つべこべ言うのは変だったかもしれない。
ドヨン「先輩のそういうところ、好きですよ」
「うん?」
ドヨン「じゃあ!授業も終わったことですし、夕食食べに行きましょう!僕が奢ります!」
「いや、そこまで気を遣わなくていいよ!」
ドヨン「いいえ!僕がそうしたいんですよ!」
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扇子(プロフ) - みさん» いえいえ!こちらこそ読んでいただきありがとうございます!これからも更新頑張りますね☺️ (2022年6月26日 1時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
み - 更新してくださりありがとうございます! (2022年6月25日 0時) (レス) @page47 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - ゆゆさん» わ!ありがとうございます!!嬉しいです☺️ (2022年6月3日 17時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - おもしろすぎて最高です! (2022年6月3日 1時) (レス) @page41 id: 4940a29e5c (このIDを非表示/違反報告)
扇子(プロフ) - みつきさん» わ〜!!ありがとうございます!!嬉しいです☺️これからも楽しんでいただけるように頑張りますね!! (2022年6月2日 22時) (レス) id: 3dae27e4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:扇子 | 作成日時:2022年5月19日 18時