僕らを繋ぐ13の弦

第41話 ページ41

審「そして、来年度、全国高等学校総合文化祭に出場してもらう高校は…」

『………！！』
浦「…………！！！」

審「今年度に引き続き、黄更城高校、そして、5年振りに、中野高校にお願いします」

虎「嘘…」
光「本当に…？」
健「俺たちが……」
浦「全国……！！！！」

全「やったーーーーー！！！！」

曜「みんな、おめでとう！」
桃「みっ…、よかっ…、おめっ…、っ………」
曜「桃落ち着けw」
浦「曜介先輩、桃先輩、ありがとうございます…！！」

狂「全国、おめでとう、中野」
浦「狂平…！」
狂「浦正は、大学でも、琴、弾くのか…？」
浦「ああ、羽来京大学の箏曲部に入るつもり」
狂「え……俺も羽来京大……」
浦「本当に！？じゃあ次は大学で合奏だな！！」
狂「ああ…！"2人で目指せ"！」
浦「"ナンバーワン"！！」


蓮「……A」
『ん？どうしたの蓮次くん』
蓮「ちょっと、ええ？」
『…うん』

浦「……」
虎「いいのかよ、浦正」
浦「……Aが幸せになれるなら、俺は…」
虎「……」
浦「俺は……」
虎「…それは、『本心』なのか？」
浦「……違う、やっぱり、諦めきれねぇ……！」
虎「じゃあ行け…今ならまだ間に合うかもしれない」
浦「……うん！」

虎「……で、お前はいいの？」
来「……い、いんですっ…、Aの、気持ちはっ…分かってるし、…俺は、ずっと、Aの『幼馴染』でいれれば……」
虎「……そっか」
来「う……うわあああああああん！！」
怜「…よしよし」
虎「『初恋は実らない』…なのかな」
宙「………」

浦「Aっ……」

そこには、蓮次と、泣いているAがいた

浦「…蓮次、何、A泣かせてるんだ！！」
蓮「浦正！？」
『先輩、待ってください…！蓮次くんは悪く…ないです……私が、勝手に泣いてるだけです』
浦「A…」
蓮「…あの時と、ミュージックフェスタの時と、逆になってもうたな」
浦「……本当だ」
蓮「じゃあ、俺は行くから、あとは頼んだで」
浦「え…？」
蓮「…逃げんな」
浦「………」

『あ、あの…』
浦「どうした？」
『さっき…蓮次くんに告白されて…』
浦「…うん」
『そこで、初めて、このモヤモヤが何なのかわかりました…』
浦「………」

『私、先輩のことが……好きです……！！』


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閲覧ありがとうございます！また突然の失恋…と思ったかもしれませんが、来音くんは行動に伏線を貼ってたつもりです(-ω-；)

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