…だったのに【ポケモン剣盾】

いつも ラフ ページ13

そこからは





かぜおこしの如く

話しは進められてしまった





ホテル暮しは不可能ではないのだが

手続きが面倒だし

知らない人が毎日周りにいる環境も好かない

慣れているので

外での暮らしも大丈夫だと言ったのだが





主にマリィから反対されてしまい

そこにすかさずお兄さんが

スパイクタウンに賃貸があると言い出し

今日はここに寝泊まりして

明日そこをお兄さんと一緒に見に行くという…

マリィは用事があるため行けないらしい





私が口を挟む隙を与えてくれなかった

兄妹のコンビネーションを見せられただけ









「今日だけじゃなくなりましたね」





からかうように見つめられ

これには反抗もできず





『明日も…お世話になります』









マリィのベットで一緒に寝ました

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





私は昔から

太陽の光で目を覚ます

それは今日も同じで

隣ではまだマリィが健やかに寝ていた





起こさないようにゆっくりと部屋をあとにし

リビングへと続く道へ進むと

物音がしたのでそちらに向かえば





丁度お兄さんが包丁を取り出している所だった





「おはようございます、随分と早ぇですね」

『おはようございます何時もこんな感じです』





昨日と違ってメイクもなく

格好もラフな感じだ

細身の体が目立っている





『手伝います』





長い髪を横に流して緩く括り

お兄さんの持っていた包丁をするりと奪う









「助かります」





私は慣れているので当たり前だが

お兄さんの手際もとても良いことから

マリィをここまで育てて来たのが垣間見えた





暫くすると









朝食の匂いにつられマリィが顔を出す

いつも 強引→←いつも 稼ぎ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す