え、やめてください【忍たま】

トリップ 合同授業 ４ ページ34

３０分後





勘右衛門「それでは始まります。司会進行はクジで

見事に余った尾浜勘右衛門と」


三郎「勘右衛門とは違い審査をする鉢屋三郎が務め

されていただきます！」









あの怖い人余ったんだ





成る可く司会進行から離れて伝七と仙蔵さんで観賞

することにした





勘右衛門「突破時目は兵太夫、庄左ヱ門、佐吉の３

人で着飾られたのは兵助です！」





兵太夫が何かの紐を引っ張ると白い煙と共に引き戸

が開き、中には女装姿の兵助さんがいた





三郎「演出からして手が込んでいます。さすが兵

助、女装も似合う。よっ！黒髪美人さん！」





あれ、これ絶対私のことおちょくってるよね

仙蔵さんも笑わないでください









勘右衛門「お次は虎若、三治郎、怪士丸の３人で

着飾られたのは潮江先輩です！」





虎若が引き戸をスパンっ！と勢いよく開けると

あぐらをかいている文次郎さんの周りには様々な武

器が飾られていた





三郎「なんとも物騒ですが潮江先輩には素晴らしく

似合います！なんとも物騒ですが！」





２回も物騒と言われ、文次郎さんは偽物さんを睨ん

でいたが今はただその睨みも似合ってしまう

というか偽物さんは司会進行をしているけどちゃん

と審査をしているのだろうか





偽物さんを見てみると手元には評価の紙があり、何

やら書き込みなどをしていたのでちゃんと審査はし

ているようだった。なんとも器用な





勘右衛門「さてさて、お次に行きますよ！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





勘右衛門「さて、長いお披露目も最後となりまし

た。どうですか三郎さん」


三郎「やはり一番最初が印象に残ってますね」





仙蔵さんのスタンバイを終え、伝七と確認の話をし

ているとそろそろ出番のようだった









伝七「準備はいいか？」





少しだけニヤリとし





『ばっちり』





伝七は苦笑いをしながら





伝七「その顔…立花先輩が見たら嬉しがるぞ」





と言われてしまった。…え、何で？









勘右衛門「それでは参ります！A、伝七の２人で

着飾られたのは立花先輩です！」





皆が引き戸に注目する中、私達は一切動かず辺りが

静かになるまで待っている









三郎「………？」





中々開かない引き戸に皆不思議に思い私達を見てき

たがそれでも動かなかった





全員が私達に注目したその時









私は手を少し上げた

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