28.フリース ページ28
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樹「プロコン2個しかないけどどうする？」
深「んじゃー、トーナメント？」
渡「うわっ！面白そ」
ふっかのトーナメントをしようという提案で、今座ってるポジションでテキトーに2人ずつ対戦することになった。
ちなみにポジション的に目黒くんがシード。
樹「よっしゃ、ぜってー負けねえ」
渡「マジで本気出す」
また騒がしくなってきた奴らと、そんな4人に混ざって楽しそうに笑っている目黒くん。
そしてこたつでみかんを食べている私。それと⋯
北「それ、やっぱいいな」
「⋯え？」
北「すげえ一緒に悩んだ記憶ある」
隣でこたつに足を伸ばす北斗が示す�� それ �瓩箸いΔ里蓮∋笋�着ているニットのことで合ってる⋯？
頬杖をついて、普通に目を合わせてくる。
最近まで冷たかったことが、まるでなかったかのように。
そりゃあこのメンツでいたら私と北斗の距離感はこれが普通なのかもしれないけど、あまりにも自然過ぎて怖いよ⋯
「⋯そういう北斗は、もう�� アレ �畸紊討覆い茲諭�
北「あぁ⋯まあ、うん。でもそっちも着てないじゃん」
「今私が着たら嫌な顔するでしょ」
北「否定はできない」
�� アレ �瓩如∨姪佑謀舛錣辰討靴泙Δ海竜�離感が悔しい。
「去年は⋯さ、お互い喜んで着てたけど」
北「あん時はただ単純に嬉しかったから」
「もう手放しに喜んでなんか着られないよね」
北「⋯見るだけで思い出すでしょ、いろいろ」
思い出すよ、当たり前じゃん。
去年、寒くなり始めてたまたま学校に着ていったフリースが、大好きだった北斗と色違いで被ってたこと。
あの時は本当に驚いたし、ただ単純に嬉しかった。運命なんか感じちゃったりもした。
嬉しすぎて会った瞬間一緒に写真撮ったもんな。
デートだって、その日からはほとんど2人ともそのフリースを着てたし。
「若かったね、私たち、笑」
北「お互い一気に老け込んだかもな笑」
北斗が笑ってくれるだけで、胸が暖かくなる。
こたつに入った足よりも、カイロを貼った背中よりも、
胸の奥の方がずっとあったかかった。
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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！拗らせ北斗くん大好きです！続き楽しみにお待ちしてます！ (11月21日 13時) (
レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年11月26日 22時
