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2.クリスマスイブ ページ2

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樹「Aと北斗が付き合ってたこと知ってんの、俺だけっつうのが気まずくてしゃあねんだよ」

「まあ、友達の延長線みたいなものだったし、周りには報告する必要なかったからね」

樹「2年に上がったらクラス離れると思ってたのにな」



私と北斗は、高1の時付き合っていた。
入学したとき席が近くて、他愛もない話をしてるうちになんか凄く仲良くなって。

気付いたら、好きになってた。

もうすぐ冬が来るって時にそのことを伝えたら、北斗も同じ気持ちだって言ってくれた。だから、付き合うことになったんだけど。



樹「それにしてもひどいよな、わざわざイブに振るなんてさ」

「もっと言ってやってよ」

樹「何か月で別れたんだっけ?」

「2か月。…笑っていいよ」



私の答えを聞く前から、樹は既に吹き出す準備をしていた。

そして笑っていいよの言葉を合図に、顔をくしゃくしゃにして笑い出した。


クリスマスイブに振られたなんて、確かにネタでしかない。

しかも、翌日のクリスマスにはデートの約束までしていたのに、イブの夜に突然「別れる」というLINEが送られてきた。


「別れよう」でも「別れたい」でもなく「別れる」。ハナから私に拒否権なんてなかった。



樹「はー、おもろ。んじゃもうすぐで別れて1年経つんだな」

「そうだね、てか笑い過ぎな」

樹「俺北斗と仲良いけど、今年に入ってから北斗と一回もお前の話してないわ」

「でしょうね。完全に嫌われてるし」



高2になってからも運悪く同じクラスになってしまったけど、あっちは私のこと避けてるし

たまに話しかけてくることといえば、さっきのように「数学のノート出てないんだけど」の一言のみ。




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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います!拗らせ北斗くん大好きです!続き楽しみにお待ちしてます! (11月21日 13時) (レス) id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 続き読みたいです。 (7月29日 16時) (レス) id: c9c9d458e3 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早く結ばれてほしい、別れた理由知りたいです。 (2023年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 541c7ab773 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫野 | 作成日時:2022年11月26日 22時

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