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カッターキャー ページ14

最近あんまり見ないカッターキャー。
一時期流行りましたね〜

元々地味にいじめられ続けられてきた主人公ちゃんが悪役に屋上に呼び出される。

…そもそも呼び出されてもいくなよ…と言うツッコミは置いといて、悪役ちゃん。
よくそんなに声出るね?



”悪役「あんたのことが最初っから嫌いだったのよ!」

『でもっ!』

彼女は心底面白いと言わんばかりに歪んだ笑みを浮かべながらスカートの右ポケットに手を突っ込んだ。
取り出されたのは、学校の美術の時間に配布されたカッターナイフ。

しかも、数日前になくしたと思った私のものだった。

悪役「部活に入ってまであんたが囲まれてるところなんて見たくないのよ!

…私のために嫌われてちょうだい?」

光のない彼女の瞳は私を冷たくさすようだった。

カッターナイフの刃を出して大きく振りかぶる。
彼女は右利きだから左側の内側に大きく傷がついた。

つらそうに顔を歪めて彼女は大きく息を吸い込んだ。


悪役「きゃあああああああ」

大きな叫び声。

そして数秒後に部活の先輩たちが走ってきた。
よくこの場所がわかったな、それに確か3年の教室ってここからかなり遠かったような?


「「「「「「どうした?!」」」」」」

悪役「主人公ちゃんがぁ…刺してきてっ…」

いつの間にか私の足元にカッターが飛ばされている。
血まみれのカッター、血まみれの彼女の両手。

でも、そうではない私。


『…なら、私の手や、どこかしらも血で汚れててもおかしくないですよね…』

悪役「あっ…」

「なんだ、嘘だったのかよ」

「心配して損したぜ。」

「主人公、疑ってて悪かったな。
流石にこれで全てが濡れ衣だってわかったよ」

悪役「えっちょっ…私血だらけ」

「帰るぞー」

 
ー終わりー”




勇気ありますね、悪役さん。
だって、考えても見てください…野菜切ってて少し包丁で指切っただけでも痛いし、転けてできた擦り傷でも痛いですよね…

それなのに傷を自分でつける勇気…ある意味尊敬いたします。
(努力のベクトルの方向を変えたら、普通に主人公ちゃんより輝きそう…)
 
 

あれ…悪役ちゃん有能→←相手キャラの落ちやすさ…



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- 小説を書こうとしてる身にはとてもありがたい話だらけでした…。見てて納得できたし、とても共感できてたくさん学ばせていただきました!ありがとうございました!! (10月24日 21時) (レス) @page30 id: 80ab2a2641 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 名無しさん» 名無し様、コメントありがとうございます。 読みやすく、共感してくださったのならば光栄です! (2022年4月7日 19時) (レス) @page19 id: da8251f691 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 文章がすごく読みやすくてびっくりしました。考えの表現の仕方はもちろんですが青い文字で例文(って言えばいいのか?)が載ってるのもすごく理解が深まりました。内容もすごい共感しました。あまりコメントとかしたことがないので失礼があったらすみません。 (2022年4月6日 21時) (レス) id: a2d88fee75 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 鈴蘭さん» 鈴蘭様、コメントありがとうございます! こちらこそお役に立てたようなら幸いです! (2022年3月12日 18時) (レス) @page22 id: f26db8afe6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 共感する部分もあったり,「へぇ、こーゆー事考えてる人いるんだ!」など,色々学習させて頂きました!有難う御座います𓈒𓂂𓂃 (2022年3月6日 15時) (レス) @page9 id: 523004035f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやにゃん | 作成日時:2017年4月26日 7時

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