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「…はぁ、」
私たちの部屋の前まで来て、
西畑の手を離した。
西「…今の、なんなん？」
「なんでもないよ！」
ぽかんとしている西畑にそういうと、
西「ふーん…」
納得してないみたいだった。
「あ、せや！
なに？なんかあったん？」
西「…あー、ちょっとな」
「ああそう…」
…西畑の彼女って、
まだみんなに知られてないねんな
もし知られたら、
たぶん
女友達はできなくなる。
西「ちょっとこっち来て」
モヤモヤ考えてると、
西畑にそう言われて
手を引っ張られ、
人目の少ない
廊下の端に連れてかれた。
「…なになに」
西「さっき、わざとしたやろ」
…こいつに見抜けない嘘はない。
それともわたしが嘘つくのが下手なんか？
「だって、西畑可愛かってん」
西「…可愛いって言わんといてや」
壁に詰め寄られて、
身動き取れなくなった。
そして、
首筋に
あったかい感触。
「…だ、誰か来るって」
西「別にええ
からかった仕返し」
ほんま、
ドS。
次は耳に甘噛みされて、
膝が崩れそうになる。
「…ちょ、そこは」
たぶん、
これ
私の一番の弱点かも。
西「なに？
感じてるん？」
いじわるな西畑は
わざとそう言って
もう1度攻めてくる。
「ごめんって、からかってごめん！」
あかんやつやって思って
謝ると
触れるだけのキスをされた。
西「こんどは紫耀見てへんで」
「…も、もう戻ろ
ほんまに紫耀来るかもやで」
西「はいはい」
そう言って離してくれた。
油断もすきもない奴やな…。
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美広(プロフ) - 丈くん、まさにし、しょうれん（つまり関ジュ）が大好きで、西畑メインの作品を探していて、読みやすくてすごくいい作品だと思いました！更新、まってます！ (2023年5月9日 20時) (
レス) @page30 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKE√ | 作成日時：2017年4月22日 14時
