帰宅部の活動内容【N.Daigo】～Season 2～ (ページ29)

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次の日、

思いきって

帰宅部のもとへ行ってみた。

みんなに謝りたい。

そして

西畑に謝りたい。

その一心やった。

1年の教室の方へ行くと、

帰宅部が集まっていた。

心臓がドキドキして、

手足が震える。

けど、

勇気を出して。

「…みんな」

平「あ！」

正「お、来たな」

廉「Aちゃん…」

西畑は、

まだ来てないみたいだった。

「ごめん、ほんまに。

私、自分のことしか考えてなくて…」

平「はいはい、もうええって

みんな分かってるから！」

3人とも、

そう言って優しく笑ってくれた。

ほんとにいい仲間たちだなって

そう思った。

「廉…、

ごめんやけどやっぱり、

わたしは西畑が好き」

廉「うん、それも分かってた

…ほんまバカップルやな」

笑かそうとしてくれて

ほんとは傷ついてるはずやのに。

「ごめんね…」

廉「そんなことより、

はよ彼氏んとこ行かんと」

あ、

そうだった。

わたしにはもう一つ

やらなければいけないことがある。

４組の教室へ走って向かう。

許してくれへんかもしれない、

どう言われても構わない。

どうしても謝りたい。

『ね、今日どっかいこーよ』

『そう！もう彼女のことなんか忘れてさ…』

教室には、

また、女子に言い寄られてる

西畑がいた。

西「…ごめん、まだそんな気分やないから」

「ちょっと、

まだ終わったって決まったわけちゃうから私たち」

女子たちの間に入って行って

そう言った。