・【グク】 ページ10
------------(韓国)------------------
グク「ッ・・・。」
ユンギ「どうした?
キツイの?」
ダンスの練習がうまく合わず
呼吸もつらくて
俺は床にうずくまってしまった。
グク「大丈夫です・・・。」
助けに来てくれたシュガヒョンの言葉は
「カレ」によって容赦なく遮られる。
ダンス担当者A「ジョングクさん、あと何回でできます?」
-------カレ、とはA氏。
厳しい声が聞こえてきた。
思わず勝手に足が震える。
ダンス担当者A「これ以上メンバーの足を引っ張るようじゃ・・・」
グク「やります!
皆さん、すみません。」
A氏にこの先のセリフを言ってほしくない。
その後も振付は納得いく仕上がりではなく
ヒョン達の機嫌も悪そうに見えた。
ダンス担当者A「あなた達は世界のBTS。
様々な賞も獲得し、
人気も絶頂。
-----------ここが頂点だと思って、気が緩んでいるんじゃないのか!?」
罵声。
ダンス担当者A 「いくらスターであっても
やる気のないやつはいつでもクビだ。
他にも候補はたくさんいる。」
A氏と目が合った。
ダンス担当者A「この世界は甘くはないのです。」
A氏の言葉はいつも厳しい。
でも、
カレの言葉は正しい。
わかっていても
時々
とても辛い。------------
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練習が終わった。
息つく暇もなく
今度は番組の収録に出かける。
ジミン「大丈夫か?」
こっそり声をかけてくれるジミニヒョン。
ジミン「僕もさっき怒られた(笑)」
グク「!」
にっこり笑ってくれた。
ジミン「大丈夫。
な?」
そう言って肩を抱いてくれた。
仲間同士で声を掛け合って
頑張ってきた。
それでも
辛くて
きつくて
疲れてしまうときもある。
人間だから・・・。
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番組収録の途中で
プロデューサーから連絡が入った。
ホビ「!
お!
例の猫カフェの準備が始まったって!」
ラプモン「今夜、代表者の
橘Aさんが韓国入りする。
このスタジオに来てくれるらしいよ。」
テテ「へへっ!」
!
Aさんが
来るんだ・・・。
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作者名:life | 作成日時:2017年9月22日 15時