第4話:お迎え YOU ページ29
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20XX年 11月21日。夜8時。
ジン「お疲れ様。」
A「お疲れ様です。」
この日
ジミン君の訪問を断った理由。
元カレのジンから話があるからと
交代時間より早めの8時から医務室で会う約束をしていたからだった。
ジン「昨日の彼。
キム・テヒョンだっけ?
まだ19歳なんだな。」
A「あんなガキに
私がやられるわけないでしょう?」
私は腕を組んで椅子に座った。
ジン「だけど
------心配したよ。」
は?
今更
この人は何を言っているの?
A「は?何でですか?」
ジンは
私の前にしゃがんだ。
ジン「君が
ひどく傷ついたかと・・・。」
私はジンから目をそらした。
胸がちくちく痛んだ。
A「馬鹿言わないでよ。
私は
仮にヤられちゃってたとしても
命さえあれば這い上がる。
--------そんな女ですから。」
その時・・・
急にジンは
私を
ガバッと抱きしめた・・・。
A「!!?」
ジン「A!!」
・・・
名前で
呼ばれて
つい締め付けられる私の心臓・・・。
ジン「君のカラダが汚されるのは
この僕が
許せない・・・!!」
!!?
A「なによ・・・今更・・・。」
ジン「愛してるんだっ!!!」
!!!
ジン「まだ
君の事
-------愛してるんだ・・・。
そう
気づいたんだ。。。」
私を捨てた男が
急に
------何を言っているの?
状況が理解できなかった。
A「ジン。
私は前も言ったけど
オンナじゃないの。」
ジン「違うっ!!!」
A「私は!!!
12歳の夏から・・・
女として生きることはやめたの!!!
なんど誰かに汚されようが同じこと。
痛くもかゆくもない・・・
そういう人間よ!!
仕事だけは
裏切らない。」
ジン「君の・・・」
ジンの声がうわずった。
ジン「そういうところは
大嫌いだッ!!!!」
・・・!
ジン「でも・・・」
ジンは
まっすぐに私の目を見つめた。
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作者名:life | 作成日時:2017年9月5日 14時