・JK ページ25
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20XX年 11月21日。
昨晩は悪夢ばかり。
ほとんど眠れなかった。
グレー札の男ばかりが入れられたこの狭い部屋には
「ルームメイト」がいた。
「おはよ!
グッたん!」
グク「、、、はよございます。」
チョン・ホソク。
20歳。
フリーターの男。
ホソク「眠れた?」
グク「、、いえ。」
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俺より2日早くここに再検査で捕獲されたという
ホソクさん。
一緒に朝礼に出かける。
ホソク「まあ、ここでの生活は
集団宿泊訓練とか
兵役って思っとけばいいよ。
1週間たったら
いやでも出てくんだから
楽しもう?♩」
とにかく明るい。
グク「検査、、
パスする自信あるんですか?」
ホソクさんは
また微笑んだ。
ホソク「グッたん、
高校に彼女とかいないの?」
グク「いません。
女子は
よくわかんなくて。
苦手です。」
ホソクさんは笑った。
ホソク「すんごい美少年なのに(笑)
ネガティブだね?」
------ネガティブ。
ホソク「オレね、
すんごい大好きな彼女がいるの!
彼女はオレを信じて待ってくれてるんだ。」
グク「へえ。
幸せですね。」
ホソクさんは
俺の顔を覗き込んだ。
ホソク「グッたん。
モノゴトは
考え方次第だよ?
こんな経験、やったもんにしかわかんない。
この苦境を乗り越えたら
苦境を知らない奴より
何十倍もたくましい男になって社会に出れる!
オレの場合は
彼女を守りたいんだ。
この経験で得たもの生かして!」
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ポジティブだ。
ホソク「グッたん!
頑張ってサッサと卒業しよう!
な?
君を待ってる人も
たくさんいるよ?」
グク「、、、そうかな。。。」
朝礼の場所についた。
大勢の収容者が集まっていた。
札ごとに分かれて並ぶ。
赤札の集団の中に
俺は
テヒョンを探した------。
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作者名:life | 作成日時:2017年9月5日 14時