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ジミン君は
ベッドの上にあった
監視カメラに
自分の上着をかぶせた!!!
A「ジミン君!!?」
ジミン「事故です!
あ〜、脱いだ服を投げたら
服がたまたまカメラに引っかかっちゃったぁ〜。」
!!!!
ジミン「Aさん。
僕は
ここを出る前にどうしても伝えたいことがありました。」
あっという間に私は壁際に追い込まれた。
もしもの時の警報アラームのスイッチがあったが・・・
なぜか
私は
抵抗できないでいた。
ジミン「ひとりぼっちだった僕にやさしくしてくれた。
A医務官。
あなたのことが
--------好き。」
!!!!
「予感」は「確信」に変わった。
ジミン「僕がここに来た当初
僕のまわりには理不尽な大人ばかり。
偏見ばかり
僕を人間ともみてくれていないような
そんな大人ばかりだった。」
ジミン君の声が震える。
ジミン「すっごく
寂しかった。」
胸が痛かった。
ジミン「だけど去年
A医務官がここに来てくれてから
僕の世界は
理想郷に変わったんです。」
・・・
理想郷!?
ジミン「A医務官だけが
優しかった。
いまでも
僕のこと
一人の人間として接してくれている。
僕は
あなたと
離れたくない・・・。」
勘違いしている。
そう思った。
ジミン「僕がここを出たら
きっと
Aさんは僕と会ってはくれないだろう。
わかっています。」
ジミン君の手が
私の手首をつかんだ。
A「どうして・・
そう思う!?」
ジミン「外の世界では
僕はプレカンに入った経歴のある汚れた存在。
そんな人と
ここの医務官で警官であるAさんは会ってはいけないから。」
ジミン君は間違っている。
君は罪を「犯した」わけではなく
「犯すかもしれない」だけだった。
それでも
世間は偏見を持つ。
それが
この「プレカン制度」の汚点。
ジミン「お願い。
ここを出たら
二度と会わないって
約束するから・・・」
ジミン君の甘い吐息だった。
ジミン「僕の願いを
------きいて?」
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作者名:life | 作成日時:2017年9月5日 14時