検索窓
今日:30 hit、昨日:5 hit、合計:103,528 hit

bitter11 ページ23

-------Aside---------


わたしは


こわくて仕方がなかった。





生態学を学んでいて
余計な知識がありすぎたせいもあった。





ジン君。





いま

逆らったら






命を奪われるのではないか。







怖かった。






幼いころ、強烈な離別体験をしているジン君。









彼はおそらく
その母親と
わたしの影を重ねている。






わたしは




逃げたくても






逃げられなかった------。









逃げたら


彼はまた






「すてられた」







そう感じて







逆上して・・・。









想像絶する恐怖がわたしを支配していた。









必死に笑顔を作って


話しかけた。







楽しんでいるふりをした。








でも、





上司『おい。本当にインフルエンザか?』






上司が怪しみ始めた。。。






ていうか、




わたしだって








------帰りたい。。。









ふとみると

ジン君はひとりでログハウスの外で星空を眺めている。







いまなら






逃げ出せる。









そうも思ったのに。









---------どうしたことか。








わたしは




ジン君を放っておけなくて








彼の心の傷に









寄り添ってあげたくて-------。









寂しそうな背中。








わたしは
ジン君の隣に。









いつ大学に戻るの?って

極力やわらかく








たずねてみた。

bitter12→←bitter10



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (190 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
424人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:life | 作成日時:2017年7月18日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。