bitter10 ページ22
それから2週間ほど。
僕と先生は
この山奥で暮らした。
もともとアウトドアが趣味だった僕。
食料は
手作りの釣り道具で、川で魚を釣ったり
着替えなどはさすがに山道降りたコンビニで調達したけど(笑)
最初
怖がってた先生も
いまは笑顔が見えるように。
A「意外。
ジン君。
こんなこともできるんだ。。。」
すごい、とか褒められると
僕はこの上なくうれしかった。
いつも僕より上に立つ先生の知らないことを
教えてあげるのが
すごく誇らしくて-------。
今夜も星がきれいだ。
僕は
ログハウスの外でぼーっと星を見ていた。
都会とは違う大自然で
感じるのは
自然の音や
におい
風
そして
------先生だけ。
僕のとなりに先生がきて腰かけた。
A「星がきれいだね、ジン君。」
僕はドキドキした。
先生も木の葉で遊んだり
生き物を観察するのは好きだとわかった。
ここにきてやっと
先生と僕の共通点が少しだけ見えた気がした------。
A「ねえ、ジン君?」
ソクジン「なに?」
先生は
不安そうに僕を見つめていた。
A「いつ、、、
大学に戻るの?
わたしもそろそろヤバイ。
上司には体調不良でって、、連絡してあるけど
もう2週間くらいになるから。。。さすがに。。。
ジン君だって
単位やばくない?」
・・・・僕はいいとして
先生
さすがにこのまま「拘束」は
問題だ。
今の僕は
先生を
誘拐してるようなもの。
今更
ことの重大さに気づいた。
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作者名:life | 作成日時:2017年7月18日 12時