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『 何を言い出すのかと思えば…安心して、何もないよ。』
「 本当に? 」
『 本当に。飛貴のことだって、お前の誤解だよ。まったく、心配性なんだから。』
「 …そ、そうかな? それならいいんだけど…」
『 ははは、そうだよ。飛貴にも失礼だろ。ただ兄の様に慕ってくれてるだけだよ。』
笑顔でそう言うと、直樹は やっとホッとしたような顔をして、
「 そっか…そうだよね。 俺、変なこと言ってごめん。」
『 そうだよ。まぁ、心配してくれるのは有難いけど、飛貴のことと先輩のこととは何も関係ないから。お前に話した通りだよ。』
そう言うと、直樹は安心したような顔で頷いた。
良かった…
何とか、ごまかせたかな?
俺はホッと胸を撫で下ろした。
飛貴との関係は…直樹には絶対に知られたくない。
それからしばらくは、何事もなく過ぎていった。
ただ、優斗先輩のことは…気がかりだった。
学校でも…先輩の色々な噂が…
ダンス部の女子は噂好きだから、嫌でも耳に入ってくる。
「 高橋先輩、また彼女と別れたらしいよ。来るもの拒まずって言うか…続かないよね。」
「 まぁ、モテるからね。とはいえ、続かなくて何人も付き合ってるなんて、イメージ良くないよね。」
先輩…
一体、どうしちゃったんだ?
やっぱり、、俺のせい…なのか?
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移行します。
思いつきで書き始めたのですが、ダラ長ーい話になりそうです。
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月9日 9時