20 ページ20
それから3人でボーリングして、今 カラオケに来ている。
直樹がトイレに行っている間に、飛貴が話しかけてきた。
「 瑞稀くんさ…兄貴に何か言われた?」
『 え、、何のこと?』
「 いや…何だか、避けられてる様な気がしてたから…」
直樹は、飛貴になんて伝えていたのだろう?
この様子だと特に何も伝えてなかったのかな?
『 やだな、別に避けてないよ。俺も忙しかったし、お前も受験勉強で忙しいかなって思ってたから。』
「 ふーん、そっか。よく遊んでる先輩がいるみたいだもんね。」
『 え、、何、先輩のこと直樹に聞いたの?』
「 うん。 別に俺は聞きたくないんだけど…聞いてもないのに話してくるなんて、俺への牽制のつもりなのかもね。」
牽制?
それってどういう意味なんだ?
「 兄貴は…やっぱり血が繋がってるからかな。俺のこと…何か感じるものがあるのかもしれない。」
『 何の話? 牽制ってどういう意味?』
「 ううん、何でもないよ。 あっ、兄貴 戻ってきた。」
そこで、飛貴との会話は途切れてしまった。
飛貴?
お前は、何を考えてるんだ?
やっぱり直樹とギクシャクしてるのか?
直樹はもう大丈夫だと言ってたけれど…
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:wawa | 作成日時:2019年7月9日 9時