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そして迎えた土曜日。
A「…変じゃないよね?」
前日から悩みまくってようやく決めた服を着て鏡の前で立ち尽くす。
昨日あいりにたくさん写真を送りつけて見てもらったが
"いつも通りのAでいいんじゃない?"
そう言われた。
男性と2人なんて私のいつも通りの中にはないのに!
相手はシルク。
今までも何度も2人で話したりはしてきたから別に普段とは変わらない。
でもデート、と言われると否が応でも緊張が走る
A「デートじゃなくて、遊ぶだけ…!」
暗示をかけるように言い聞かせ心の緊張を解く。
"もう着くよ"
迎えにきてくれるというシルクからのメッセージを見ると
急いで準備を終わらせ、玄関のドアを開けた。
アパートの下には1台のタクシー
私が降りていくとドアが開きシルクが顔を覗かせた。
シルク「おはよ。」
A「おはよう」
彼の隣に乗り込む。
シルク「じゃあ運転手さん、よろしくお願いします」
それだけ伝えるとタクシーは静かに走り出した。
A「どこいくの?」
ずっと気になってたことを問いかける
シルク「ん?犬カフェ〜」
意外な回答に驚く
シルク「ずっと行ってみたかったんだけど、プライベートで男1人でってちょっと…ね?(笑)」
いつもリーダーとしてしっかり者のシルクしか見てこなかったから、まさかすぎる行き先に
A「え、…可愛い」
とつい本音を漏らす。
シルク「男としては嬉しくねえんだけど(笑)」
といいつつも、そのシルクの顔は少し紅く見えた。
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時