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(シルクside)
A「ありがとう!」
家まで送り届け車がゆっくり発進すると曲がるまでブンブンと手を振っているA
モトキ「Aってさ、無邪気で可愛いよね」
あいり「もっと元気なときはあれにジャンプ付きだから(笑)」
マサイ「ばか可愛いじゃん、なあ、シルク」
「…うん。」
見なくても分かる。こいつら絶対からかいたいだけだ。
可愛いとか、んなの俺が1番知ってるから。
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みんなと別れすぐ風呂場に直行する
「…腹減った」
風呂から上がると癖で冷蔵庫を開けた
「あ、違えよ。今から作ってもらうんだ」
腹空かせとこ。
ミルクティーだけ流し込むとスーパーへ急ぎ足で向かった
「えっと、合い挽き肉…これだな。」
送られてきたLINE通りに食材をカゴに入れていく
親切にグラム数や個数まで書かれているのは、さすがとしか言いようがない
何か…カップルっぽくねえ?
携帯の画面を見てると顔が緩む
"そろそろ向かうね!"
浸ってる場合じゃねえわ
AからのLINEに気付きレジを済ませると家へと急ぐ
一段落つくとインターホンが鳴った
迎えたAはいつもより幼くシャンプーの香りを漂わせている
無防備すぎだろ。
俺の気も知らず可愛い笑顔で振り返った
A「買い物ありがとう。早速作るね!」
引き寄せられるように隣に行くと
A「…座ってていいよ?(笑)」
料理できないでしょ〜と小悪魔な笑顔を浮かべ手際良く作り始めるA
シルク「疲れてない?大丈夫?」
A「うん、車でちょっと寝させてもらったから。むしろシルク寝てないでしょ?」
シルク「ん、でも俺元々そんな寝ないから(笑)」
A「あ、そっか(笑)そういえばンダホくんとずっと話してたもんね」
え、あれ聞かれてた?
シルク「え、起きてたの?」
A「意識なくなる直前だったから何話してるかまでは分かんなかったけど。聞いちゃいけない話だった?(笑)」
ほっと胸を撫で下ろす
シルク「いや、ダメとかじゃないけどね(笑)つかそれ何やってんの?」
深掘りされる前にと話題を変えた
A「ん?空気抜いてる」
シルク「へえ、よく知ってんなそういうの」
A「…シルクが知らなすぎるんだよ(笑)」
もうすぐ出来るよと言う言葉と同時にいい匂いが鼻をくすぐった。
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時