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マサイ「A、運動出来んの?」
A「マサイよりは出来る!」
マサイ「おい!馬鹿にしたな?」
追いかけてくるマサイから逃げる
何かあった時のために体力をつけようと体は動かしてきた
シルク「おー本当に動けるじゃん」
A「シルクほどじゃないけどね」
モトキ「シルク、同じ人種じゃないから(笑)」
シルク「誰が猿だよ(笑)」
少し上から見渡す
あいりは子ダホくんとンダホくんと幼児向け遊具で遊んでいた
マサイ「ちょ、ここ小さくて体痛い。あっち行こう」
指さされたのは高台にある縦に長いアスレチック
シルクとモトキが軽々と登っていく
マサイも何とか登った
モトキ「いける?」
首を縦に動かすと
足をかけた。
地面と直角に上へと伸びるハシゴはロープが備え付けられている
体力あっても筋力は無いんだよなあ
あとちょっと。
腕がプルプルしてる
上から3人が覗き込む
マサイ「大丈夫か?」
A「腕パンパン(笑)」
ハシゴの途中で休憩を兼ねて止まる
シルク「無理すんなよ?」
そう言ってシルクが手を伸ばす
この手を取れたらどんなに良いか。
こんなに悩まなくて済むのに
そんなことを考えついぼんやりと眺めてしまう
シルク「A?」
A「あ、…大丈夫、自分で登れるよ」
半分嘘で半分本音。
シルク「負けず嫌いだな(笑)」
モトキ「頑張れ〜!」
マサイ「漢気あるねえっ!」
…漢気あっても嬉しくないんだけど
みんなの声援を受け、力を振り絞ると、ようやく登り切る
シルク「お疲れ。立ってみ、気持ちいいよ」
頂上で横に並んで立つと木々は足下にあり一面を見渡せた
遮るものがないからか、爽やかな風が吹き心地よい
思わず目を閉じ深呼吸する
学生の頃からよくベランダに出ては風に当たっていた
自然に触れてる瞬間は嫌なことが薄れていく気がする
ンダホ「おーい!」
聞き覚えのある声に目を開けると遠くに手を振りながら歩いてくる姿が見えた
合流するとシルクが指揮をとる
シルク「よし、続き撮るか。A、視聴者目線の意見ちょうだい(笑)」
A「えっ、急に?(笑) んーシルクが強すぎるイメージあるから負けそうなのも面白いかも」
ンダホ「ハンデ有りでvsシルクにしてみるか!」
再度撮影が始まったので子ダホくんとあいりと別の遊具へと向かった
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時