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モトキと一緒に家に戻る
モトキ「ただいま〜」
キッチンに食材を並べ準備を終わらす。
モトキ「よし、始めるか」
A「楽しみだね(笑)」
マサイ「いや、楽しみにしないほうがいいよ(笑)」
そう言うとマサイはカメラを手に持つ
邪魔しないようにソファに座ると撮影が始まった
キッチンから聞こえる大きくて楽しそうな声。
少ししてテーマを発表し終えたモトキが戻ってきた
A「どうなるかな?」
モトキ「Aも後で食べてみる?(笑)」
…食べて大丈夫なものかな
不安になり撮影してるマサイの少し後ろから覗く
じゃがいもは皮がついたまま。水は一滴も入れず出汁やみりんが次々と入れられていく
A「私…食べなくていいや。(笑)」
モトキの隣に戻ると
モトキ「うわあ、確実にアウトなの見たときの言い方じゃん〜」
彼は頭を抱えた。
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モトキ「ほぼほぼクリアです!」
結果的にはまあまあ高い評価だったらしい
喜んでるシルクとザカオくんが目に映る
撮影が終わると
モトキ「でもしょっぱ過ぎる!!!」
とモトキが叫ぶ。
A「水入れてなかったよ(笑)」
信じられないとでも言いたそうなモトキ
ザカオ「え?水いるの?でも出汁いれたよ?」
シルク「うん、あとみりんと酒もね、入れた。」
…水分なら一緒だと思ってる?
マサイ「正解、作ってよ」
マサイからそんな言葉が飛んできた
A「分かった(笑)じゃあキッチン借りるね」
キッチンに立つとカウンター越しに感じる全員の視線
A「…そんな見る?(笑)」
シルク「正解知りてえじゃん?」
そう言って工程に一々反応する2人
シルク「え!じゃがいも皮剥くのか!」
モトキ「えっ、あれ皮剥いてないの!?」
ザカオ「え、みりんそれだけ?」
モトキ「逆にどんだけ入れたの…」
次々と明かされる料理工程にモトキの顔が青ざめていく
そんなみんなの姿が可笑しくてつい笑ってしまった
A「大体終わりだからもう見てても面白くないよ?(笑)」
そう伝えると
マサイ「じゃあ食べる準備しよう!」
そう言って机の上を片付け始める3人。
と横に近付く影が1名。
A「え、どうしたの?」
シルク「本当に料理出来んだな(笑)」
私の手元を覗き込む
…距離近くない?
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時