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(モトキside)
A「お邪魔しまーす」
可愛い声でそう言いながら家に入って来るA
モトキ「お、待ってたよ〜」
そう言うと、笑顔で小さく手を振ってる
今日は料理音痴企画を撮る日。
Aに肉じゃがを提案され即賛成した
モトキ「早速だけど、行こっか」
食材の買い出しに行こうとすると
シルク「俺も行く。」
シルクが割って入る
気持ちに素直すぎでしょ(笑)
A「えっ、分かっちゃうからダメだよ」
シルクの意図に気付かず真面目に返すA
返す言葉が見つからずシルクが黙る
あのマサイでさえ苦笑いを浮かべてた
俺としてはめったに見れないシルクの姿が見れて面白い状況ではあるけど。
A「モトキ、行こ?」
モトキ「あ、うん」
シルクの視線が怖くてそそくさと出た。
A「えー関係ない食材もいるんだよね?」
モトキ「まあ今回はある程度食材分かると思うけどね(笑)」
A「確かに。逆に難しいね(笑)」
カゴを押しながらキョロキョロと周りを見るA
この前とは違って楽しそうだ
めくるめく表情が変わる可愛い彼女に釘付けになる気持ちは分からなくもない。
シルクに殺されるから口が裂けてもそんなこと言えないけど。
調味料やら野菜やらと適当に買い込む
お菓子も一緒に買ったからかなりの量になった
A「えっ、持つよ?」
俺が持ってる袋を1つ取ろうとする
モトキ「こういうときは甘えていいの〜」
そう言うと
ありがと、と照れ笑いした。
歩道を並んで歩く
今ならちょっと聞いてもいいかな
モトキ「…ねえ、この前悩んでたのってさ、シルクのこと?」
A「え、え、何で?」
分かりやすく動揺するなあ(笑)
モトキ「ん〜勘?(笑)」
A「やっぱモトキは鋭いんだね(笑)」
そう言ってデートしたこと、その時から悩んでることを教えてくれた。
A「シルクの気持ちどうこうの前に自分の気持ちはっきりさせないとどうしようもないよね」
力無く笑う
話聞いてる限り好きっていってるようなもんだけどなあ
モトキ「まあ、焦って考えることじゃないし、ゆっくりでいいと思うよ」
A「うん、ありがと。優しいねモトキもあいりも。」
2人して笑い合う
シルク、お前の片想いが実る日も近いかもよ
そう心の中で呟いた。
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時