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(モトキside)


撮影が一段落したタイミングで、コンビニ行くと言いマサイの家を出ると

エレベーターの前に女の子の姿があった。



モトキ「あれ、A?」



見覚えのある後ろ姿に声をかけるけど考え事をしているみたいで返答がない


おーい、と顔の前で手を振ると


A「あっ…あれ、モトキ?」



と驚いて顔を上げるA。






モトキ「ツマホと会ってたの?」

A「うん、そうそう」



そう言って笑ってるけど何だか難しい顔をしてる





モトキ「何か悩みごと?」


俺の言葉に大きく目を見開いた




A「えっ!何で分かるの!?」



モトキ「さっき名前呼んでも応答なかったし、顔強張っちゃってるよ(笑)」


自分の眉間をトントンと指で叩くと





A「え、全然気付かなかった…」


恥ずかしそうに顔を紅く染める。






A「もうね、頭の中ぐるぐるしてパンクしそうだよ(笑)」


モトキ「結構深い考えスッと出て来る印象あるけど。今回は難解なんだ?」



A「うーん、何か今まで経験してない感情に出会ったというか、新しい扉を開けたみたい」




モトキ「何かその言い方怪しくない?(笑)」





他の人だったら誤解するよ


そう言って笑うと一緒にエレベーターに乗り込む





A「モトキはパンクしそうになったらどうしてる?」



モトキ「んー、気分転換になることするかな。ゲームとか編集とか料理とか」



A「あー料理か、いいねそれ。」


モトキ「A、料理好き?」



A「うん、一人暮らし長いからね。自炊するよ」



モトキもよく動画で料理してるもんね〜


そう言われお馴染み企画が頭によぎる



モトキ「あ、そういえば今度料理音痴動画やるんだけどテーマ決めてなくてさ、一緒に考えてくれない?気分転換にさ。」



シルクたちにも出来そうなやつね?と言うと肩がピクリと反応した






あ、悩みってシルク絡みか


こういうときの勘の鋭さは我ながら冴えてると思う





断られるかと思ったけど、少し考え込んでから

A「うん、楽しそう…!」と了承してくれた








モトキ「気を付けてね?」


エントランスで駅に向かうAを見送ると




会ったって言ったら驚くだろうなあ



シルクの反応を考えながらコンビニへと向かった





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設定タグ:フィッシャーズ , Fischer&039;s , シルクロード   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時

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