41話 ページ49
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兄上は私の腕からスルリと抜け出し、私とキルアを抱えて二人から距離をとる。
ダグナ「今から俺の良い所を見せたって、Aの俺に対する好感度が「±0」になるわけじゃねーけど
妹の前でだけは、少しくらいカッコつけさせてくれよ」
『兄上…？まさか……』
すると兄上は私の方を振り返り、親指を立てた。
ダグナ「大丈夫」
そして再び二人の方へ目線を向け、低い声で言った
ダグナ「……すぐ、終わらす」
先程の私の殺気とは比べ物にならない程、恐ろしく大量の殺気が兄上から溢れ出る。
シュンッ
キ「『⁉』」
突然兄上が消えたかと思えば、ヒソカとイルミの背後に兄上が立っていた。
二人の背後に……
『兄上が、二人……⁉』
キルア「いや……違う
あれは……高速移動」
私はその言葉を聞いて目を大きく見開き、兄上を見る。
兄上が速すぎて、二人の兄上が背後に止まっているように見える……
そういう、こと…⁉
ダグナ「死神クイズ」
ヒソカ「…♤」
ダグナ「俺は3秒後、どっちに攻撃を仕掛けるでしょーか」
シュンッ
ダグナ「正解は…
どっちも、だ」
バギィッ‼‼‼
「「ガハッ‼⁉」」
兄上は手の平サイズの黒い球体を二人の背中にぶつけ、そのまま押し付ける。
グチャァッ‼‼‼
その球体は大きな剣と化し、二人の体を貫いた。
ダグナ「あばよ」
兄上が二人の体内で剣を大きな球体に変化させると、その体は血飛沫を吹きながら木っ端微塵になった。
フラッ
バタッ
兄上は全身から力が抜けたように地面に倒れ込み、体を打ち付けた。
キ「『ダグナ/兄上‼‼』」
私が兄上の元へ駆け寄ると、「クソ…」と声を漏らす兄上。
『兄上…？』
ダグナ「やられたぜ…
殺った感じで分かった
アイツら、偽物だ」
私は目を見開き、木っ端微塵になった肉片を見る。
色々と疑問はあったが、今はそんなことより兄上の安否を優先しなければと思い兄上の体を起こした。
ダグナ「キルア」
キルア「っ…」
キルアは肩をビクッと跳ね上がらせて俯いた。
ダグナ「なんでAを守ってやれなかった？」
『‼ちがっ、その時キルアは寝てて…‼』
ダグナ「Aの所にアイツらが来た時Aはどうした？」
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餅米ｸﾝ - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (
レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますっ！！ (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ！今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ！こんな小説つくるなんて天才！これからもこの三日月、応援させていただきます！ (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月18日 0時
