34話 ページ42
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二人が目眩しを受けている隙に、私は窓から飛び降りる。
そして出来るだけ遠くへオーラを撃ち、瞬間移動をしながら走った。
キルアとアルカちゃんは、さっきの大きな音で起きただろう。
大丈夫…キルアはそれだけで察せる
あの二人も無事逃げたと思っていいだろう。
それにあの二人は私に用があるんだ。
化け物以上のスピードを持つ二人なら、キルア達を捕まえて私を従わせるよりかはまず私を追うことを優先するだろう。
グイッ
『これは…ッ』
背後にはヒソカ特有のネチッとした気持ち悪いオーラ
…ってことは
『"
ヒソカ「ピンポーン♡」
私はそのままヒソカの腕の中に収まり、身動きを取れない状態になった。
その隣にはイルミも並んでおり、余裕な表情で深い溜息を吐き「体力の無駄使い」と言った。
『無駄使い?
アンタ達の場合、体力なんて減るもんじゃないでしょ』
ヒソカはニヤッと笑うと、口を開いた。
ヒソカ「さて…♤
そろそろ本題に入ろうか♢」
私は喉をゴクリと鳴らす。
ヒソカ「さっきイルミが言ったように、用件の内容は「僕達の肉体・オーラ強化」だ♧
もちろん、この話に乗ってくれたらそれ相応の報酬を君に与えるよ♤」
いや…報酬とかはどうでもよくて。
私は眉を顰めながら口を開く。
『アンタ達の目的は?』
するとヒソカは目を細め、頰を紅潮させながらゆっくりと口を開いた。
.
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ヒソカ「ダグナを殺す♢」
『‼』
…なるほどね
ヒソカ達の実力じゃ兄上に勝てないから、私の能力を使って自分達を強化させようとしたのか。
私は「はは、」と笑いながら二人を見る。
『へえ…
1対2でも兄上が勝っちゃうんだ
やっぱり強いなあ、兄上は
なんで殺したいのかは分からないけど…
残念だったね。
私の能力は自分にしか使えないよ』
すると二人は少し目を見開きながら顔を見合わせた。
私はヒソカの腕を噛み、腕の中から抜け出す。
『もう私に用は無いでしょ?
ってことで………さいなら‼‼』
再びオーラを放出し、二人から逃げようと足を踏み出した瞬間
プスッ
『っ…?』
後頭部に違和感。
私は何だろうと思いながらも、逃げることだけに集中しようと足を動かそうとする…が
『動か……ない…ッ‼⁉』
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餅米クン - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米クンさん» ありがとうございます!!これからも応援よろしくお願いしますっ!! (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米クン - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいッッ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます!実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます!!これからも応援よろしくお願いします! (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ!今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ!こんな小説つくるなんて天才!これからもこの三日月、応援させていただきます! (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年4月18日 0時