28話 ページ36
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キルア「おい‼」
キルアは眉を寄せながらアルカちゃんを抱え、こちらに走ってくる。
『あ、キルア』
私はその場に立ち上がり、キルアの方に顔を向けた。
キルア「無茶しすぎだお前‼
しかも急に窓破って瞬間移動するからビックリするだろ‼」
『あ、あはは…
そうだ、アルカちゃんは怪我なかった？』
するとアルカちゃんは片手を挙げ、「大丈夫！」と元気よく言った。
私はほっ、と息を吐くとキルアの身体に目を移す。
キルア「なんだよ…;;」
『……あ』
キルアの背中にはガラスが刺さっており、少しだけ血が付いていた。
私は眉間にシワを寄せ、口を開いた。
『…ごめん……』
申し訳ない気持ちで一杯になり、目を伏せる。
するとキルアははぁー、と深い溜息を吐いてしゃがみ、私の目線と合わせた。
キルア「人のこと助けるとなると、周りが見えなくなるのがお前だからな」
苦笑いでそう言うキルアに、私も苦笑いをして再び「ごめん」と言った。
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タッタッタ
公園の前を通ると、私に気づいたさっきの男の子が私の方に走って来た。
「お姉ちゃん！さっきはありが……」
私の目を見据えたまま固まる男の子に、私は首を傾げる。
『どうしたの？』
私は男の子に駆け寄り、しゃがんだ。
「や、いや…‼
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お姉ちゃんの…おめめ、怖い…」
一瞬、息が詰まった。
キルア「お前な…‼」
『っキルア‼
……いいから、大丈夫だから』
私が一歩男の子の方へ歩み寄ると、男の子は尻餅をついてそこら辺の石を拾った。
『………ごめ
い"ッ……‼』
キルア「A‼‼」
男の子が私の目目掛けて石を投げた。
私はその痛さに目を抑え、その場に蹲った。
アルカ「え…えっ？」
困惑しているアルカちゃんをよそに、キルアが私の背中に手を添え男の子を睨んだ。
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餅米ｸﾝ - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (
レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますっ！！ (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ！今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ！こんな小説つくるなんて天才！これからもこの三日月、応援させていただきます！ (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月18日 0時
