デビューを迎えるその日まで 5

企み ページ2

岩本side



『ラウール起きろ』


ラウールのまつ毛が濡れていて、きっと泣いたであろう跡が残っていた



ラ｢んんっ、どこ？｣



『日本、着いたよ』


目をぱちぱちさせながら目黒に引っ張られるラウール




佐｢そろそろじゃない？｣



『多分ね』



ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ



深｢きたっ！｣



俺の携帯には滝沢くんの名前



『もしもし· · ·』



滝｢おかえり、お前らなかなかやるな｣



クスクスと笑う滝沢くん、すぐにスピーカーに変えてみんなに聞かせていた
未だに何も分かってないラウールと翔太




『なんか連絡来ましたか？』



滝｢うん、来たよ。信じられないくらいの量の忘れ物って言ってた｣



ラ｢なに？え、なになに？｣


目｢皆、わざとピアスとかネックレスとか置いてきたの笑｣



意地悪そうに笑う目黒にようやく理解したラウール




渡｢忘れ物？あ、待ってリップクリーム忘れた｣



素で忘れる翔太




滝｢まぁ、とりあえず成瀬にはSnowManに聞いてみるって言って切ったから笑｣



事務所に直接電話がかかってきたらしく滝沢くんはそれがツボで仕方がないと笑っていた




阿｢上手くいってよかったね｣



佐｢佐久間の嫁T、1枚置いていくの辛かった· · ·｣


向｢俺なんか、カメラのレンズの蓋やで？！カメラに傷つくリスク背負ってんで？笑｣


深｢俺のピアス無くしたらどうしよう｣



それぞれ不安になっていた



滝｢送られてきたらどうするの？｣



『いや。さすがに送るには値段がめちゃくちゃかかりますよ笑』



色んな物を置いて帰ってる訳だから送ることはない· · ·と信じたい




宮｢Aの顔想像できるな〜笑｣



深｢何やってんの· · ·って言ってそう笑｣









とりあえず、俺らはそう簡単には帰らないよって話

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