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「お前ら気をつけて帰れよ〜」
めんどくさい始業式も終わり、やっと帰れる。
クラスはざわざわして、次々と人が去っていく。
「じゃあな、A!」
「A、バイバ〜イ!」
先に帰る荒木と文実に軽く手を振り、帰る準備をした。
「おい、櫻井ちょっと良いか?」
「はい」
急に後藤先生から呼ばれて、準備をしていた手を止める。
「あのな、笹川の家にプリントを届けてくれないか?」
「は?嫌です」
私は先生のお願いに即答する。
てか、笹川?って男子でしょ?私女子なんだけど。男子に頼めば良いじゃん。
「頼む。お前ん家の隣なんだよ」
「えぇ…」
結局、私は嫌々頼まれ笹川と言う人の家に行くことになった。
「ここ…か…?」
私は笹川?らしき人の家の前に立った。
表札に『笹川』と書いてあるから多分ここで合ってるはず。
「うわ、緊張するな…」
私は男子の家に行くのが初めてだからか緊張している。
少し震えている手でインターホンを押した。
で、出てくれるかな…?
「はーい」
考えていると、玄関のドアがガチャッと開く。
私の目の前には…
謎の美少年がいた。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時