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中に入ると、色んな機械の音から大きな音が漏れ出す。
小さな声をかき消すような音だった。

「…って言うか、笹川お金大丈夫?」

私はハッとして笹川に問いかける。
すると、スクールバッグから財布を取り、何故かドヤ顔をした。

「なら大丈夫か。最初に何したい?」

「あれ…」

笹川が指を指した場所は、いろんな国で知られているキャラクターが車のレースをするゲームだ。

「あ、あれ…?良いよ!勝負しよう!」

幸いにもそのゲームには誰もいなかったから、待たずに済んだ。

「笹川、このゲームで勝った人は負けた人の言うことに聞く罰ゲームはどう?」

「面白そうだね、絶対負けないよ」

ゲーム中に見せる、笹川の熱中モード。
可愛い場面があったり、カッコいい場面があったりと凄く不思議な感じだけど、私はこういうところに惚れたのかな…

「何ボーッとしてるんだよ、そろそろ始まるぞ」

「わ、ほんとだ!絶対に負けないからね!!」

私は機械にあるハンドル力一杯握った。
すると、早速ゲームが始まった。


熱中して、約十数分ぐらいたった。

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時

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