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He side
あれは小学5年生の時の話だ。
「私、涼くんが好きなの!!」
ある日、急にクラスの女子から告られた。俺は正直、恋なんて全然わからないから振った。
「俺、別に興味ないし」
そう冷たく言うと、彼女は泣き出してその場を去った。
もっとちゃんとした言い方があったと思うけど、俺にはこういう言い方しかなかった。
___翌日。
「はよ…」
挨拶をしてクラスに入ると、人はいるのにしーんとしている。
席へ向かうと、クラスメイトは視線は俺に向けて、ひそひそと何かを言っている。
「え…」
俺は自分の席に立つと唖然とした。
俺の目の前には、ペンで大きく『タヒね』と書かれたボロボロの机、机の中からはゴミがたくさん入っていた。
「うわ、お前きったねぇな〜!」
「こいつに近づくとやべぇぞ、逃げろ〜!」
そうクラスの男子は俺をいじめ始めた。
クラスの女子は見てみぬ振りをしている人やくすくすと笑っていた。
ムカつく…殴ってやりたいくらいムカつく。
俺はそう思い、拳を握り締めた。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時