検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:64,849 hit

▽13 ページ14

He side


あれは小学5年生の時の話だ。

「私、涼くんが好きなの!!」

ある日、急にクラスの女子から告られた。俺は正直、恋なんて全然わからないから振った。

「俺、別に興味ないし」

そう冷たく言うと、彼女は泣き出してその場を去った。
もっとちゃんとした言い方があったと思うけど、俺にはこういう言い方しかなかった。


___翌日。

「はよ…」

挨拶をしてクラスに入ると、人はいるのにしーんとしている。
席へ向かうと、クラスメイトは視線は俺に向けて、ひそひそと何かを言っている。

「え…」

俺は自分の席に立つと唖然とした。
俺の目の前には、ペンで大きく『タヒね』と書かれたボロボロの机、机の中からはゴミがたくさん入っていた。

「うわ、お前きったねぇな〜!」

「こいつに近づくとやべぇぞ、逃げろ〜!」

そうクラスの男子は俺をいじめ始めた。
クラスの女子は見てみぬ振りをしている人やくすくすと笑っていた。
ムカつく…殴ってやりたいくらいムカつく。
俺はそう思い、拳を握り締めた。

▽14→←▽12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:名前変換オリジナル , 不登校 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2019年10月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。