◇ ページ2
「オラオラぁッ！！」
「ふんっ」
キィンガキィンと先程よりも激しい模擬戦に私はため息をついた。
ホットミルクを一口流し込んで、続いて出てきそうなため息を一緒に飲み込んだ。
『なあ、模擬戦に勝った方がAの血を飲めるってのどうや』
ホットミルクを飲んでいた私は思わずむせた。コーヒーを片手に2人は模擬戦について話し合っていたようだが。
『だってショッピくんあんま本気出さへんから』
『………いいですよ。言質取りましたからね？始めましょ』
密かにショッピくんに止めてもらえることを期待していた故、私は肩を落とした
思っていたより彼は乗り気だった。コネシマもショッピが本気を出すことに嬉しそうだし止めることが阻かられた。
「どうしよう。」
今のうちに自室に戻ってベッドに入るというのも全然ありだが、戦っているそのままの勢いで追いかけられそうだからこの案は却下だ。
そんなこんなで戦っているともう3時になっていた。そろそろ寝ないと。
そう思って目の前でギリギリと剣を抑える2人を止めようと近くに寄った
「もう、3時ですし中断しましょ」
そう言うと、二人は剣を落として肩で息をした。流石の2人でも30分ぶっ通しの近接戦は疲れるらしい
2人の体にはかすり傷がところどころ見える。救急箱を取りに行こうと2人に背を見せたその時だった
ガリ、と首筋に痛みが走る
それと同時に毒の入り込む感覚も
「ぅあ……」
じわじわと身体に入り込む毒にへな、と腰を落とした。これ、どっちだ。
「ぁ、ぃ、、う」
喋れない……ということは、これコネシマだな。
以前コネシマ本人に彼の毒について聞くと『俺？俺の毒？あー……なんつーかな。
いや俺もあんまわかっとらんのやけど、強いて言うなら【舌っ足らず】やな。
しばらく母音しか喋れんくなるで』
その時に試しに噛まれてみるか、と提案されたが丁重にお断りしておいた。
おや、これピンチでは。
意外と冷静な私はここでショッピくんに助けを求め……
ガブ
反対側の首筋を何かに噛まれる
ちら、とそちらの首筋を見ると茶色いふわふわとした頭髪が目に映った
嘘でしょ神様……！？
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アリス - お疲れさまでした。とてもよかったです、これからも頑張ってください!!! (2020年10月4日 15時) (
レス) id: 48980b5e27 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だーーっ！！((番外編は結構甘々で面白かったですぅ…もう10周してきます！！ (2020年5月25日 13時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとるしか(プロフ) - どうしてもまたこの作品が読みたくなって、夜中サイト内を探し回り漸くたどり着きました…!!本当に大好きです…名作…!!何度も読み返したくなる素敵なお話を書いて下さり、本当にありがとうございます…(;ω;)また最初から読み直したいと思います!! (2020年5月12日 4時) (レス) id: 1ba63f4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
倉崎(プロフ) - ふぃやぁ！！！感動しました。お疲れ様でした！！！！ (2019年6月30日 19時) (レス) id: 27aa211cd5 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 完結お疲れ様でした！これが最後なのが残念です(TT)ありがとうございました！ (2019年6月28日 20時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：根無し | 作成日時：2019年6月9日 12時
