1パック目 ページ1
なんだか、眠れない
時計を見ればまだ深夜の2時だ。
明日の仕事に支障が出ては行けないし、キッチンにいってホットミルクでも飲もうか、と燭台に火をつけた。
この城は夜になると電気がつかない。事前に申請しておけば消されることはないがこうも唐突だと燭台は必須だ
階段を降りているとキィン!と金属同士がぶつかる音が聞こえた。
その音に肩を1度びくつかせて、燭台の火を消してちらりと階段から下の様子を見る
「……だれ、もいない。」
ほっと安堵の息を吐くとまた続いて音が聞こえた。
意を決して階段を降り、少し進むと明かりのついている部屋が見えた。
訓練所だ
誰が何をやっているのか気になって中を覗いてみる。すると、そこにはコネシマとショッピくんが剣を構えて戦っていた
こっちに気づくと二人は一旦中断をしてこちらに駆け寄った。
流石といえばいいのだろうか、二人共全く疲れた様子が見えない
「Aじゃないっすか。どうしたんですか、こんな真夜中に」
「あ、えっとね。寝れなくて」
「ほーん。あ、キッチンに行こうとしとったんか?」
コネシマにそう聞かれて頷く。
この階の一つ下がキッチンだ
「その、音が聞こえて。誰かが襲われてたら救援を呼ぼうと思ってね」
「なるほど。あ、じゃあ俺がホットミルク持ってきますよ」
「えっ?悪いよ!
それに私がすべきことだから。2人にも何か持ってくるよ。なにがいい?」
そう2人に聞くと2人ともコーヒーと答えた。
私はさっき消してしまった燭台にライターで火をつけてもらい、キッチンに向かった
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アリス - お疲れさまでした。とてもよかったです、これからも頑張ってください!!! (2020年10月4日 15時) (レス) id: 48980b5e27 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だーーっ!!((番外編は結構甘々で面白かったですぅ…もう10周してきます!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)
ぺとるしか(プロフ) - どうしてもまたこの作品が読みたくなって、夜中サイト内を探し回り漸くたどり着きました…!!本当に大好きです…名作…!!何度も読み返したくなる素敵なお話を書いて下さり、本当にありがとうございます…(;ω;)また最初から読み直したいと思います!! (2020年5月12日 4時) (レス) id: 1ba63f4cc0 (このIDを非表示/違反報告)
倉崎(プロフ) - ふぃやぁ!!!感動しました。お疲れ様でした!!!! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 27aa211cd5 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 完結お疲れ様でした!これが最後なのが残念です(TT)ありがとうございました! (2019年6月28日 20時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:根無し | 作成日時:2019年6月9日 12時