【鬼滅の刃】冨岡専用の隠ちゃん。【冨岡義勇】

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「義勇さん！」





「炭治郎。」





あれからしばらく立って、炭治郎がまた水柱邸に。





「Aもこの間振りだな！」





『そうだね、また会えて嬉しいよ！』





その様子をじっと見つめる義勇さん。





「………炭治郎、早く来い。稽古だぞ。」





「あっ、はい、すみません！じゃあA、また後で」





『うん、頑張ってね』





義勇さんに呼ばれた炭治郎はお願いします！と大声で義勇さんに挨拶をして木刀を打ち込んでいく。





炭治郎もご飯食べていくよね。





よーし、いつもより気合を入れて作ろう！





「あ、A！俺、米炊くの手伝うよ」





『えっ、本当！？』





「俺炭焼きの子だから、米炊くの得意なんだ」





どやぁ、と効果音がつきそうな自慢げな顔で自身の胸を叩く炭治郎に笑いながら手を進める。





「………A、俺も手伝う。」





『あ、義勇さん……じゃあ、お茶持ってってもらえますか？』





「………あぁ」





義勇さんは不満げな顔でお茶を持っていってくれたんだけど。





なんで不満げな顔してるんだろ？






義勇さんって料理あまり得意じゃないから手伝わせると滅茶苦茶になっちゃうんだよね。





「いただきます！」





「……いただきます」





炭治郎が炊いてくれたお米と私が作った煮物を3人で食べる。





「うわーっ、Aの煮物すごく美味いな！」





『えへへ、ありがとう！炭治郎も本当にお米炊くの上手なんだね〜』





「炭焼きの子ですから！」





私と炭治郎が会話をしている間も義勇さんは黙々と箸を進めて、終いにはご馳走様と一足先に部屋に戻ってしまった。





『ぎ、義勇さんなんか怒ってた……よね？』





「あぁ……すごい不機嫌な匂いがしてた……俺なんか粗相しちゃったかな…？」




2人で首を捻る。





うーん、何でなんだろう。






義勇さんが怒るようなことなんてした記憶がないけれど………。

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