私はちがう。 ページ32
貴女side
貴女「･･･」
辺りはすっかり暗くなった。
私たちが降りた島は、酒場とかそのくらいしかないから、うっすらと周りでオレンジ色の光が見えるくらい。
「ん、お嬢ちゃん、なんだい。
こんなボロボロな家に住んでるのかい？」
貴女「ちがう。住んでない。
私たち、コーティングしにきたの」
「コーティング？んだら、あの店で寝泊まりしてんのか。だとしたら、お嬢ちゃん。随分歩いてきたなぁ」
知らないおじさんは、お酒を持ちながら隣に座った。
「飲むかい？」
貴女「喉乾いてないもん」
「そうか。お嬢ちゃんには早いもんな」
会話も成り立たなそうだと思って、私は立ち上がった。
そしたら、突然おじさんが私の右手をつかんだ。
貴女「い、いたい」
「お、お前、これ」
貴女「！！！」
私はおじさんの手を振り払って、元の道を走った。
この模様を知ってる人は、あの村の人たちだけのはず。
だとしたら、なぜあのおじさんは知ってるの？
貴女「わっ！」
ダズ「･･･そろそろ、帰ってきたらどうだ」
貴女「も、もうこの島出ようっお願いっ」
ダズ「コーティングが済んでいない。無理だ」
貴女「お願いっこの島変だよ！」
ダズ「変なのはお前だ。突然飛び出して。一体どこでなにをしていた」
ダズは私の話を聞かずに、私のことを抱き上げた。
いつもは暴れても無理だってわかってるから、とくに抵抗しないけど、今は違うの。
本当に、本当にこの島は何かおかしい。
クロコダイル「聞きたいことがある」
コーティングをしてもらってる所に戻ると、クロコダイルが待ってた。
クロコダイルは、私を肩にかついで、部屋のいすに座らせた。
クロコダイル「"水界"とはなんだ」
あぁ、私はまた捨てられるんだ。
貴女「私の･･･居たところ、って、聞いた」
前にも、聞かれた事。
"水界とはどこにある！''
''貴様は悪魔だ！！水界には悪魔が住むと言われてる！！"
痛い。
頭が痛い。
頭が、破裂しそう。
『ガタンッ！！』
貴女「うぅ･･･！！」
私は悪魔じゃない。
もう、もうやめて。
もう、やめてください_____________________
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ちいぱっぱんつ(プロフ) - スノードロップさん» クロコダイルへの愛が止まらないもので！もしよろしければ何かリクエストいただけると嬉しいです！(^^) (2020年4月6日 0時) (
レス) id: 0f9689afa8 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - おっと、続けてくださるとは思わなかったよ、ありがとうございます。この作品も作者様も好きです (2020年4月6日 0時) (レス) id: 33c40b6930 (このIDを非表示/違反報告)
ちいぱっぱんつ(プロフ) - レズアさん» わー！！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 0f9689afa8 (このIDを非表示/違反報告)
レズア - 凄く面白くて一気読みしました！続き、楽しみに待ってます！頑張ってください。 (2020年3月31日 16時) (レス) id: 992ebf245b (このIDを非表示/違反報告)
ちいぱっぱんつ(プロフ) - 星猫さん» ワンピース以外なら、鬼滅、銀魂、鬼徹、あとは海外のアニメです！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: 0f9689afa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいぱっぱんつ | 作成日時：2020年3月26日 23時
