わんだふるデイズ【YG・HS・JN】

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…っていうか…



着替えなんて持ってないんだけど…！！！





２人のあとについて歩き出したのは良いものの
ご存知の通り(？)私には服なんてない。

それに…
スタッフさん達と再び顔を合わせれば
また根掘り葉掘り質問されるに違いない…。





…ど、…どうしよ…。





頭の中で色んな考えが浮かんでは消え
冷や汗を垂らしながら俯いて歩いていると



　「あっ！ やっと戻ってきた！」



嬉しそうな女性の声が聞こえて頭を上げる。





…やば…。





２人の背中越しに見えたのは
満面の笑みでこちらを見ているあのメイクさんだった。





言ってるそばから…。





ビビった私が思わず少しあとずさると



JN「じゃあ、お願いしますね！」





グイッ





へっ…！？





ジンさんが私の腕を引き２人の前…
というか、メイクさんの前に出してしまった。





ちょちょちょっ…！？





思わぬ裏切り(？)に焦って振り返ろうとすると



　「はぁ〜い♡ おまかせあれ〜♡」





えぇっ…！？





上機嫌のメイクさんに無理矢理連行されてしまう。





わわわっ…！？





あれよあれよと部屋に連れ込まれ
着ていたドレスを剥がされ
シャワーを浴びるよう言われ
気付けば私服(？)に着替え終わっていた。



　「おっけ〜！ できあがり！」





…どうなってるの…？





困惑して呆然と立ちつくす私に



　「さすがジンくんの親戚よね！
　 こんな良い原石に出会えたの
　 久しぶりだったから楽しかったわ〜♡
　 正式に活動始めたら
　 是非またご一緒しましょうね！」





………はぁ…？





よくわからないが…
どうやらジンさんが何か言ったらしい
ということだけはわかった。

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