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YG「………。」



黙々と作るユンギさんは
私のことなど全く気に留める様子もない。



なんとなくユンギさんの顔を見上げていると



YG「…ほら。」



わざわざ小さく切ったトマトを小皿に入れ
しゃがみ込んで私の前に置く。



YG「それでもう少し我慢しててくれよ。」



初めて見る緩んだ顔でそう言って
頭を撫でてくれる姿に





…これが…ツンデレってやつなのか…。





なぜか少し感動した後、ありがたくトマトをいただく。





HS「…おはよ〜。」



するとホソクさんが寝ぼけた顔でリビングに現れる。



HS「タンハナは…?」



私のことを探してくれているようだ。



YG「ん。」



顎で私の方を差すと



YG「…ホソガ、そこに服落ちてたぞ。」



鍋の中をかき混ぜながらユンギさんが言う。



HS「えぇっ!? なんでだ…?」



不思議そうに首を傾げるホソクさん。





…ごめんなさい…。





私はトマトを食べながら心の中で密かに謝った。




















TH「じゃあ良い子で待ってるんだぞ〜?」



JK「ほんとに連れてっちゃダメなんですか?」



NJ「今日のスケジュール的に…厳しいかなぁ。」



朝食 兼 昼食を食べたあと、
私を置いて行くことを心配しながらも
彼らは仕事があるらしく家を出て行った。





昨日…

少しだけ人間になったのってなんだったんだろう…。





誰もいなくなった広い部屋の中で昨晩のことを思い返す。





…っていうか…

私って…誰なの…?





何度考えてもわからない答えを探しながら
ぐるぐる家の中を歩き回り
やがて疲れてしまった私は
一番落ち着くホソクさんの部屋の隅で
丸くなって休憩する。





…はぁ…どうしよう…。





そのまま目をつむっていると
私はいつの間にか眠りに落ちていた。





















ガソゴソッ…










………ん…?










不審な音で目を覚ます。





あぁ…私…寝ちゃってた…。










スタスタ…










…?

…誰かの足音…?

帰ってきたのかな…?





そう思ってゆっくり廊下に出て気配のする方に近付くと





…っ!?





不審な男のうしろ姿。

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のあ(プロフ) - カナタさん» カナタさん、ありがとうございます! 更新頻度は遅いかもしれませんが必ず完結させますのでどうぞよろしくお願い致します! 温かいお言葉のおかげで書き進めることができます! 本当にありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 11時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにお待ちしてますので頑張ってください(*^^*) (2021年11月17日 2時) (レス) id: 468d81aa5f (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - KARINさん» KARINさん、ありがとうございます! そう言っていただけると本当に励みになります…! ありがたいです…!😂 ご期待に添えるように頑張りますのでこれからも是非よろしくお願い致します! (2021年11月1日 22時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - とっても面白いです!毎日、更新されてないか見るかのが日頃の楽しみです🎶これからも頑張ってください💪💪 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 45c5b863c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあ | 作成日時:2021年10月16日 17時

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