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??「…ん〜? ユンギヤ…?
そんなとこ突っ立ってどうした…?」
ソファに寝ていたジンさんが起き上がって
不思議そうな顔のユンギさんに声をかける。
YG「…いや、今………。
…………………………。
…なんでもないです…。」
戸惑うユンギさんは何か言いかけるが
軽くため息をつきながら口ごもる。
JN「ヤァ〜…
ヒョンが心配になって起こしに来てくれたんだな!
可愛いやつめ…。」
ひとりで勝手に感心し始めるジンさん。
YG「違いますよ。
物音が聞こえたから来ただけで…。」
うっとおしそうに言いながら
リビングの灯りをつけたユンギさんは
再び犬の姿になり
ホソクさんの衣服を被った私を見つけて
少し驚いた顔をする。
YG「…ホソクの服…?」
私を見ながら眉をひそめるユンギさん。
JN「…お?
ヤァ〜…ハナヤ!
イタズラしちゃメッ!だぞ〜?」
ジンさんは頬を膨らませて
少し怒った顔をしたあと私を抱き上げて
JN「悪い子にはおしおきしちゃうぞ〜♡」
と言いながら顔を擦りつけてくる。
うぅぅ…助けて…。
あいかわらずスキンシップが苦手でげんなりする私。
YG「………。」
そんな私達を見ながら無表情のユンギさんが
近付こうとすると
ピーッ!
JN「わぁっ!? ビックリしたぁ!」
私と同じようにおもちゃをふんずけてしまう。
驚いて肩が上がっているジンさんとは対照的に
ほぼ無反応で足元を見たユンギさんはおもちゃを拾うと
YG「…遊んでただけか…。」
独り言を漏らす。
JN「…はは〜ん…。さてはお前…
ぬけがけしてタンハナと遊ぼうとしてたな…?」
YG「おやすみなさい。」
人の言うことなど全く耳に入ってない様子で
ジンさんにおもちゃを押し付けると
そそくさと部屋に戻って行くユンギさん。
JN「…ハナヤ…ヒョンは悲しいぞ…。」
いつかと同じセリフを言って私を抱きしめるジンさん。
…不憫な人だな…。
また失礼なことを思いながら
おとなしく腕の中におさまる私だった。
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のあ(プロフ) - カナタさん» カナタさん、ありがとうございます! 更新頻度は遅いかもしれませんが必ず完結させますのでどうぞよろしくお願い致します! 温かいお言葉のおかげで書き進めることができます! 本当にありがとうございますm(_ _)m (2021年11月17日 11時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにお待ちしてますので頑張ってください(*^^*) (2021年11月17日 2時) (レス) id: 468d81aa5f (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - KARINさん» KARINさん、ありがとうございます! そう言っていただけると本当に励みになります…! ありがたいです…!😂 ご期待に添えるように頑張りますのでこれからも是非よろしくお願い致します! (2021年11月1日 22時) (レス) id: ec0fc61b71 (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - とっても面白いです!毎日、更新されてないか見るかのが日頃の楽しみです🎶これからも頑張ってください💪💪 (2021年11月1日 20時) (レス) id: 45c5b863c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあ | 作成日時:2021年10月16日 17時