わんだふるデイズ【YG・HS・JN】

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あ〜…気持ちぃ〜…。

こんな良い天気の日に
昼間っから寝てられるって最高…。










……………。










…ん？

寝てていいのか…私。





そう思って目を開けると










………どこ…ここ。










見知らぬ部屋のベッドの上にいた。





不思議に思って立ち上がると









……………え。










何の迷いもなく四足歩行をしている私。

手元を見ると毛に覆われた肉球付きの愛らしいおてて。





なんでなんでなんでなんで！？





パニックに陥っていると










？？「ん〜…。」



近くで誰かの唸り声がする。



恐る恐る振り返ると…










すぐうしろに鼻筋の通ったイケメンが眠っていた。









…………………………。









…はて…どなた…？










イケメンの寝顔を見たまま固まって
頭の中で必死に記憶を掘り起こそうとする。





…と。





？？「ん〜〜〜♪」



今度は高い声を出して





ギャッ！？





私を抱き込んだまま寝続ける。










…ぐ…ぐるしい…。



？？「んふ〜♪ ミッキぃ〜♪」



違う、私は夢の国のネズミじゃないぞ…！





そう思って必死にもがく。



すると



？？「…んぁ…？ あれ…？」



イケメンが目を覚ました。










…ど………どうすんだこれ…。





そう思ってもどうしようもできない状況に
じっとするしかない。



？？「…ミッキー…？ じゃないな…。
　 キミは…どうしてここに…？」



…それは私も知りたいところです。





激しく同意して声を出そうとすると










　『アゥ(あの)…。』










…は？










　『アゥゥ(あのぉ)…？』









………しゃべれないんですけど…？










？？「ん〜よしよし。どうしたの〜？
　 おなかすいたのかな？」



私の鳴き声を聞いて勘違いしたのか
私を撫でながら抱き上げるイケメン。



？？「向こう行こっか♪」



そして私を抱いたまま立ち上がり歩き出す。










ひいぃぃぃぃぃどうすんのこれぇぇぇ！？










もう何が何だかわからなくて
連れ去られるしかない私だった。

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