愛されマンネはくろねこちゃん【 SEVENTEEN 】

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『 お゛っぱ …… 』

jh「 どした ？ 」

『 ご、め゛… ん゛…… 』

　

きったない声 。女子とは思えないな 。

オッパたちの顔を見渡しながら言うと、ミンギュオッパの手が頭に伸びてきて、痛くない程度にチョップされた 。

　

『 ん゛、！ 』

mg「 お前はあほだね 。」
「 倒れるまで無理する必要ないでしょ 。」

sg「 風邪のときは風邪って言ってよ 。」

dn「 いきなり倒れたから心配したんだよ ？ 」

jh「 オッパたちはね、怒ってるけど、風邪をひいたことに対して怒ってるわけじゃないんだよ 。お前がオッパたちに何も言わなかったから 。」

『 だ、って゛… 』

　

言葉を発しようとしたとき、がちゃっと扉が開いて、廊下の光が差し込んできた 。

　

vn「 お、A起きてる 。」

mh「 おはようA 。」
「 これ、シュアヒョンが作ってくれたよ 。」

mg「 うわあ、美味しそう …… 」

　

そう言ってミョンホオッパがお盆に乗せて持ってきてくれたのは、シュアオッパが作ったというお粥だった 。

有難いけど、

　

『 …… 』

vn「 いらないの ？ 」

『 …… 』

mh「 でも食べなきゃ … 」

　

首を縦と横に振って合図で話す 。

生憎気持ちが悪いこの状態で食べられる気がしない 。食欲が無いしお腹も空いてない 。

　

jh「 まあとりあえず、人多いしAがマスク取ったら移っちゃうからみんな外出よう 。ジョシュア呼んで 。」

　

ハニオッパのその声でオッパたちと入れ替わってシュアオッパが来てくれた 。

　

js「 A、気持ち悪い ？ 」

『 …… 』

js「 そっか …… 全部食べろとは言わないから、1口だけでも食べてほしいな 。」

　

そんな顔で言われたら、断るなんて出来ないじゃんか 。ほんとずるいオッパ 。

　

js「 食べる ？ 」

『 ん゛… 』

js「 いい子 。」
「 あーんして 。」

　

マスクを取って目の前に差し出されたスプーンを口に含む 。
ほんのり優しい塩味と卵が混ざって美味しい 。
食欲って、食べると湧いてくるのかな 。もう1口、もう1口、と強請った 。

　

js「 風邪ひいてても食欲はあるんだね 笑 」

　

いい事だよ、と言いながら食べさせてくれるオッパ 。
いつもだったらあーんなんて絶対されたくないけど、今日ぐらいならいいかなと思った 。

　

js「 よく食べました 。いい子だね 。」

　

頭を優しく撫でて、これ片付けてくるねと言って席を外した 。

さみしい、なんて思った 。

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