愛されマンネはくろねこちゃん【 SEVENTEEN 】

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あの日から、不安を抱えながら過ごす日々だった 。

わたしの物が紛失したり壊されてたりすることがとても多くなった 。
オッパたちに心配かけたくなくて、ずっと黙って1人で嫌がらせに耐えていた 。

ああ、ほら今日もだ 。

　

『 … っ、』

　

最近買ったお気に入りのティントがバックの中で漏れている 。このバックも、お気に入りだったのにな 。溢れている赤いティントはまるで血のようだった 。

　

「 うわ 〜 鮮やかな赤ですね 〜 ♡ 」

『 っ …… ！！！ 』

　

もう、やめて 。
わたしのことが嫌いなのは充分わかったから、もう、ほっといて 。

　

「 ふふっ、またやってあげるから楽しみにしててね ？ ♡ 」

　

悪魔の囁きだった 。
何も言わずにただ唇を噛み締めて、拳を握りこんで、怒りを抑えた 。

　

　

　

　

　

　

dn「 あれ … 」

wn「 どした ？ 」

dn「 ヒョンたち 〜 僕のタオル知りませんか ？ 」

sc「 えっ、ないの ？ 」

mh「 見てないけど … 。」

dn「 あれぇ … ？」

　

ディノオッパのタオルがなくなった 。
嫌な予感がした 。まさか、そんな 。オッパたちにまで手を出し始めたの … ？

きっとソヨンさんのお気に入りはシュアオッパ、ミンギュオッパ、ボノニオッパのこの3人 。
その3人に手を出さなかったとしても、なんでディノオッパなんだ … ？

わたしは考えてはっと気がついた 。

もし、あの人がCARATだとしたら、わたしたちのことを知ってるとしたら、理由は1つ 。

わたしとディノオッパが似てるから 。

CARATたちからわたしとディノオッパは似てるとよく言われる 。原因がそれだとしたら、

　

『 っ、さい、てい …… っ ！！ 』

jn「 … A、？ 」

　

しまった、声に出ていた 。
オッパたちが不思議そうにこちらを見ている 。

だめだ、このことを言ってしまったらオッパたちが困るだけ 。わたしが、どうにかしてあの人を止めないと 。

どんどん溢れてくる怒りを抑えて、わたしは

　

『 なんもないよ 。』

　

そう言った 。

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