【 熱 】 ページ21
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湧「、ん？」
朝9時、オフだったから昼まで寝ようとアラームをかけずに寝ていたのに急に鳴り出した着信音。
表示されたのはAの名前で。
湧「もしもし？どしたの」
『ねつ、でた、へるぷ』
湧「え、」
俺に連絡してきたってことは家族は家にいないんだろうな
湧「すぐ行くから待ってろ、電話繋いどくから。」
すぐに家を出る支度をして携帯と財布だけ持ってダッシュでコンビニに寄ってAの家へ。
湧「うおっ、」
ピンポンしたら出てきた、というかふらっと倒れ込んできたA。
湧「とりあえずベッド行こうな」
『んん、、』
ほとんど力が入ってない体を抱き上げてベッドに連れて行く。
湧「ママさん出かけちゃってんのか、お兄ちゃん一人暮らし始めたしな」
少し前までは一緒に住んでいたAのお兄ちゃんも就職を機に一人暮らしを始めて。
『ごめんねわくくん、』
湧「いーよ全然、てかすぐ俺のこと呼べて偉かったね」
Aのことだから変なとこ気にして1人で倒れてるのもすぐに想像できる。
湧「熱測った？」
『さんじゅーはち、てんご』
湧「たっか、冷えピタ買ってきたから貼ったげる」
『んん、いらない、』
湧「貼らない方がしんどいよ」
『やだ、』
いくつになっても嫌がるから結局寝てからしか貼れたことがない。
湧「なんか食える？」
おかゆ、ゼリー、プリンなんてもしかしたら食べてくれそうなものは一式買ってきた。
『むり、』
湧「ですよねー、、笑」
やっぱり断固拒否。
湧「ポカリは飲んで」
『わくくんあけて』
湧「はいはい、甘えたちゃんでちゅねー笑」
『ねる』
湧「ん、おやすみ」
ちょっとだけポカリを飲んだらすぐしんどそうに横になって目を瞑る。
湧「しんどいね、」
『きもち、』
おでこを触ってから頭を撫でたら気持ちよさそうにふにゃっと笑うからしばらく撫でていたら寝てくれた。
湧「冷えピタ貼んねーと」
『んっ、つめた、』
湧「ごめん、起こしちゃった」
『んん、ぎゅーして、』
湧「まじ風邪引くといつもに増して甘えたなるね、笑」
小さい頃は冷えピタ貼られて起きて泣いてたっけ、なんて思い出すといくら甘えたでもちょっと成長したのかも。
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ちょる(プロフ) - いつも素敵な湧くんとの物語ありがとうございます！いつも楽しみに読ませていただいております！リアルな感じと湧くんの甘やかし方にキュンキュンが止まらないのでこれからも楽しみにしてます❕♡ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: 5829697164 (このIDを非表示/違反報告)
なんにゃむちきん - 更新ありがとうございます！とっっても最高です♡これからも愛読させて頂きたいです！！ (2022年10月2日 20時) (レス) @page6 id: adc5bfad65 (このIDを非表示/違反報告)
なぁち(プロフ) - さいこーです、、、 (2022年10月2日 5時) (レス) id: ee9901d79b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2022年9月28日 2時
