新人怪盗あらわる(探偵チームkz事件ノート×怪盗クイーン)

呑気　冷静 ページ17

何で皆はそんなに冷静でいられるんだろう。

結構ヤバイのにな。

そんな私の考えが分かったのか、クイーンが言う。

「こういう時は、皆が焦ってしまっても意味がないよ。伝説の偉大なる怪盗だったら冷静に判断し、華麗に攻撃をかわし、先回りして宝を盗む」

勉強になる！

確かに、いつも華麗な黒木君とかは、いつでも冷静に判断して、先回りして証拠を掴んでくる。

冷静になろう！

翼も落ち着きを取り戻してきていた。

よし、kzに立ち向かおう！

仲間なんだけどね。

でも、怪盗になった今、kzに捕まるわけには行かないもん！

よし！

寝る。

明日に備えよう。

明日、黒木君の報告とか、そんな感じのショックが待ち受けている気がするし。

ああ、おおむね私の予感は当たってる気がする.....。

「おやすみ〜」

「おやすみ、エース」

「おやすみなさい」

「おやすみなさい」

うん！

「俺も！おやすみ〜！」

2人で廊下を歩く。

「明日kz招集あるから」

分かった！

忘れないようにしないと。
あっ！

「ねえ、翼！今日皆の前で本気で宿題したの覚えてる？！」

翼もはっとする。

「どうしよ。きっとなんか聞かれるでしょ」

う、うん。

「まあまあ、寝る？」

翼が言った。

今はそんな場合じゃないかもだけど、明日話し合う？

「よし、寝よう！おやすみ！」

「オッケ、明日話し合うことにしようか。昼休みとか？」

うん！

私達はそれぞれの寝室に入る。

ふぅ。
今の選択って、呑気なの？冷静なの？

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