新人怪盗あらわる(探偵チームkz事件ノート×怪盗クイーン)

危機 ページ12

「はあー」

ソファーに座って息をつくクイーン。

それをジトッと見ているジョーカー。

何時(いつ)もの皆だ。

そう、あれから私たちの紹介は終わった。

kzは動き出すんだろうな。

なにしても無駄だと思うけど。

だって何時(いつ)も私たちが居るのは上空。

いくら黒木君でも上空は専門外でしょ。

「ねえ、早速お仕事してみないかい？」

クイーンがソファーから起き上がった。

してみたい！

「もちろんだよ！」

翼も乗り気みたい。

あれ、電話が鳴ってる。

「私が出てくる！」

一番近くに居るし。

「hello.」

ここに来るときに、英語でしゃべってごらんって言われたんだよ。

もちろんクイーンに。

ここはクイーンの言うとおりにしてみた。

誰ですか？ってなってもごまかせるし。

ホームステイとかなんとか言ってね。

誰だろ。

もう結構遅いのに。

「こんばんは、夜分遅くにすみません。黒木と言います」

え！？嘘！？

っていうか、私英語で話しましたけど？

『あの。英語って話せますか？』
(この時、『』の時は外国語)

フランス語は大丈夫だけど、英語はどうなのかな。

『ええ、話せます』

わ、若武！？

『変わりました。若武と言います。英語は平気です』

『そうですか。ありがとうございます』

ちょっと戸惑った。

『なんのようですか？』

『えっと、そこって何処ですか？』

単刀直入！

『さあ？分かりません？』

ああ、私としたことが！

語尾にクエスチョンマークをつけてしまった〜！
どうなっちゃうの？！

神様のようなRD→←ご無沙汰しております。

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